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くだらない僕の。

トモダチ

作者: ブリオニア

貴方が楽しいと笑うから

私も一緒に笑う

貴方が悲しいと涙を流すから

私も一緒に泣く

貴方が怒っているから

私も一緒に憤る


本当は

これっぽっちも

あなたの気持ちなんて

分からないのよ

それでも私は貴方のそばで

同じことをするの

だってそれが

“トモダチ"

なのでしょう?


ごめんね

私は

私のために

貴方と“トモダチ"でいるの

だから貴方のことなんて

本当は興味がないのよ


独りで生きるのは寂しくて

それに私は耐えられない

だけど

周りに人がいるのも

なんだか苦手だったりするの

だって自分以外の誰かのことなんて

何にもわからないんだもの

同じ気持ちになんて

なれたことないんだもの

それでも周りにあわせちゃうからかな

モヤモヤ

ギシギシ

不協和音を奏で始めるわ


錆びているのかしら

ヒビでも入っているのかしら

それとももう壊れているのかしら

ミンナと一緒になれない私は

欠陥品ね

返品されないように

私は

私を

偽って

今日も貴方のそばで

貴方のマネをするわ

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