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悪魔と神の子  作者: Leone
第三章 記憶編
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第56話 初めての……

 依頼を頼まれた町にようやく着いた、マシューとミラ。とりあえず、マシューが入る学校のところへ行く二人。

 一見、普通の町とほとんど変わらないこの町。まあ、それでも裏ではいろいろやっているらしいが……。

 今回マシューが入る学校は、少し学力レベルの低いところだ。なぜなら、マシューはほとんど記憶がないため、勉強など全くできないからだ。本来の依頼よりも勉強の方に苦戦してしまうかも……。

「やっとか……」

 ミラがそう言った時、目の前にはその学校があった。見た目は、それほど悪くなく、結構上位の学校にも見えた。

「緊張するな……」

「記憶がない以上は仕方がないよ。ま、そうかたくなるな」

 そして、学校に入る二人がいた。

 校内も外と同じく、それほど悪くはなかった。

「ええっと、とりあえず校長室かな?」

 そう言いながら、ミラは校長室を探す。あらかじめ地図は持っておいたため、それほど道には迷わなかった。

 校長室の前。

 ノックをするミラ。

「どうぞ」

「失礼します」

 部屋の中には男の校長が一人。ミラとマシューを見た瞬間、その校長は椅子から立ち上がり、

「これはこれは、こんにちは。あなたたちでしたか」

 その校長は笑顔で挨拶する。

「ええっと、君がマシュー君かね?」

「はい、そうです」

「一応ミラさんからお預かりした書類に目を通したのだけど、記憶の件、大変だろうけど頑張ってくださいね」

「はい……」

「ええっと、君は今日からもう授業には参加するんだったね。それじゃあ、教室まで案内しようか」

「お願いします」

 そこでミラが、

「じゃあ、私はそろそろ……」

「あ、はい。わかりました」

 そして、ミラはこの場から去る。でも、おそらく学校の周りを見張っているのだろう。

「それじゃあ、行こうか」

「はい」

 記憶がないために初めての学校。一体、どんなものなのだろう?

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