表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/15

兄弟の信任


その年の暮れ検非違使の府より出頭命令が有った。


「おお、源太殿。良参った。」


上機嫌で迎えられ義家も心は晴れやかだったろう。


「先程の石清水八幡宮の行幸、


お上には大変覚えがよかった。


感謝致すぞ。」


「有難き幸せに存じまする。」


「して今日呼び出したるのは他でも無い。」


「…」


「お上は思う事が御座って、


この度は春日社に行幸なさられるそうな。」


「近侍の兵として、


殿上人の間でもそなた達兄弟の信任も


厚くなって参った。」


「ははっ。」


「うむ。誠目出たきことじゃ。」


自分の事の様に手放しで喜んで貰い、


恐縮する二人だった。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ