一応幼なじみなのに負けそうで怖いラブコメ-1-
投稿するの忘れました()
To love is to suffer. To avoid suffering one must not love. But then one suffers from not loving.
恋をすることは苦しむことだ。苦しみたくないなら、恋をしてはいけない。でも、そうすると、恋をしていないということでまた苦しむことになる。
-Woody Allen-
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ゆきは俺のこと好きなんだろうか?
最近色々あったせいで俺はゆきの気持ちを疑い始めた、俺たちの間に恋は果たして存在しているのだろうか。
そしてゆきを疑っている俺にはゆきを好きになる資格はあるのだろうか。
「急に深刻そうな顔して、どうしたの?」
「なっ、なんでもないよ、ゆき」
いきなり声をかけられてびっくりした、ゆきに心配かけられたじゃん…しっかりしろ俺!
授業に集中しようとしたけどゆきはじっと見てくる、そして彼女は頬を染めながら俺に問う。
「ところでさ、今日の放課後空いてる?」
告白かな?
「渡したいものがあるの」
「もちろんいいよ」
結婚届かな?
…
待って…俺の思考キモッ!?俺kimeee系主人公はさっさと帰れよ
…放課後か…告白イベントだなっていうのは一般常識なんだけどこんなありふれたイベントは果たしてこの世界に起きるのか…わからぬ。
アフロ田中の件もまだ残ってるし、油断しちゃダメだぞ俺。
とりあえず今は探りを入れていくか。
「そういえば田中ってどういうやつなん?」
「…イイヒトダヨ」
超絶棒読みやんけ!田中そんなにヤバイやつなの!?まあ髪型見ればわかるけど。
「具体的にどこがいいの? 優しいとか?」
「ソウダネ…この話はおしまい!」
話逸らしたね。
「具体的にどこがいいの?優しいとか?」
けど俺は諦めないよ。
「あはは、なんか今日の空気うめぇなおい!」
話逸らしたね…しかも割と斬新な逸らし方で。
「それな、今日の空気うますぎて馬になっちゃうぅ」
「…」
「…」
(よし、楽しく話せたな)
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放課後のチャイムが鳴った、俺はゆきのいるとこに訪ねる。
待ち合わせ場所は言わなくても分かる、屋上だ。
そこは俺たちにとっての思い出の場所である。
「わりぃ、待った?」
決まったね、ナイスだ俺。
…ゆきはまだ来てないっぽい。
…帰りたい。
そんな情けないやつを無視してドアはゆっくりと開いた。
ゆきが来たようd…
「よお、俺田中っす、よろしくっす!」
帰りたいっす。
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