一応幼なじみなのに負けそうで怖いラブコメ-2-
久しぶりの投稿、普通に何書いてたか忘れました☆
「よお、俺田中っす、よろしくっす!」
よろしくっすじゃないねん、何来とんねん…
「…よろしくっす…それではごゆっくり…」
てめぇの顔見たくないんだよ…
「君はゆきの彼氏なんっすか?」
なんでそれを確認しようとしている…アフロ…貴様ゆきのこと好きなんか!?
ここは男らしく認めるしかない!
…なんか恥ずかしいなぁ
俺は緊張しながら彼氏であることをアフロ君に伝えた。
「そう、俺は…」
「ふたりで何話してたの?」
この俺が背後を取られるだと!!!?
「「キサマナニモノダ…」」
俺と全く同じリアクションをするアフロ氏、ちょっとだけ好きになったかもしれない。
「「あっ」」
振り返って見るとそこにゆきが立っていた。
「ふたりで何話してたの?ニコッ」
二回目言ったぁ!?しかもニコッ付きで!!?
ニコッの部分まで言っちゃう人初めて見たんだけどぉ!?
ちょっとだけ恐怖を感じた俺は目を逸らしながら存在感を消すことにした。
流石自動ドアに感知されない歴十〇年の俺。
「なに目を逸らしてるの?ニコッニコッ」
コンボ出たぁ!!?ハンバーガーのパティ感覚でニコッをダブルにすんな。
バレたのであれば仕方なかろう、あれでもするか。
そうだ、俺の最終奥義、究極のジャパニーズカルチャー————土下座じゃ
「なんでもありません!!!申し訳ございませんでしたぁぁぁぁぁあああ!!!!」
どうじゃ、わしの渾身の土下座は。
「「頭大丈夫?」」
同じタイミングで俺の脳みその心配をすんな。
「大丈夫です…」
てかアフロ!オメェも土下座せい!!
「田中君、もうすぐプ〇キュア始まるよ、帰らないの?」
アフロ君にそんな趣味がぁ!!?
一応高校生だよね…
身体は高校生、頭脳は幼稚園児とかじゃないよね…しんいちっ、間違えた…こなnnっ…田中君。
「そういえばそうだったね、アフロ君帰りまーす!」
透じゃない方のアムロ君は黙れ。てか語尾のっす忘れてるし…
そしてアフロのアムロ君は急ぎ足で帰った、プ〇キュア好きって本当なんだね…
「邪魔者は消えたね」
ゆき??なんか言い方ひどくない?アフロ君かわいそうじゃなーい?
やっべぇ…嫌いだったはずなのにこんなセリフ吐いてしまった…
俺あいつのこと好きになったかもしれん…
アフロお前まさか…
この俺に媚薬を使ったのか!!!
…うん、ないね…
俺頭大丈夫?一回医者に見せてもらった方がいい気がする…
「で、どうしたの?」
俺はゆきに呼び出しの理由を問う。
「これ、ハッピーバレンタイン、そして誕生日おめでとう。」
「えっ?」
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彼女からハートの形をしている箱を貰った、これ絶対あれじゃん…本命チョコ確定演出きちゃ!!!!
いや、遅くない?バレンタインデーと誕生日どっちも間に合ってなくない?
…なにを考えているんだ俺は!
人からプレゼント貰ったんだぞ、ちゃんと感謝しないと。
「ゆき、ありがとう」
なんか恥ずかしいな、素直に感謝するの。
「どういたしまして、あたし一応彼女ですから」
彼女はとびっきりの笑顔を見せてくれた…
君はやっぱり眩しいよ…眩しすぎる…直視できないぐらい…
「…急に泣かないで?」
いや、泣いてはいないやろ…
えっ?そういう感じ!?
泣かないといけないやーつ!!?
適当に誤魔化す俺はアニメによく出てくる例のセリフを口にした。
「目にゴミが入っただけだよ…」
「まったく、素直じゃないな~」
やめてもろて?コメディにこんな感動的な感じ出さないで??
とりあえず俺は前妹と観た韓国ドラマの泣けるシーンを思い出して、卒業式のスクールカースト女子並みに涙を流すことにした。
「泣いてもいいんだよ、背中貸すから」
うちの彼女頼もしすぎん?
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どうも、最近寝取らせにはまってしまった外人です