第三話
年度末・年度始めのゴタゴタで、投稿遅れてしまいすみませんm(__)m
月に二〜三話程投稿しようと心掛けますが、国家試験がある為どうなるか分かりません!皆さま、ご了承の程宜しくお願いいたします!
サラサラ〜♪もくもく…
周りを見渡す限り、真剣に勉学に励んでいる多くの子供達がいる。と言っても俺も身体は小さいのでまあ〜その一員であると言ってもいい。いきなり何かと思う方がいるかと思うので一言。
寺にいる。
そう、寺だ。
ここに至るまでは、思い出したくもないので言わないでおくとしようと思う。決して作者の怠惰なのではない。多分。
閑休話題
しかし、家の事が気になって、仕方ないわ!経緯が経緯で情け無いと反省しとるけどな!その時を少し思い出すとね…。
〜回想〜
村にて
んー、どうしよう。あの日から、幾度と実行に移そうと思っていはいたが、日に日に心配が大きくなるばかりだ。
それを毎日のようにこれを繰り返しているばかり。決心してから多くの日が経っているだけで何にもしてない。側から見たら何を躊躇しているという話であるが、これも仕方のない話や。今俺に向いているあの男のしごき・虐待が、俺が抜けたことによってどうなるか分かったものではない。母が上手く助けてくれているお陰で、なんとか俺の精神衛生は保たれていたが、もう限界に近い。忍耐袋の緒が切れそうだ。
いい加減言ってやろうかな。
「…お前、何八つ当たりしてきよるん!ああ?」
「おい!何楯突いているらら!どうなるか分かっとるんだら!!だら!分からなければ…(にや」
俺はこの笑みに恐怖を感じたが、今更後には引けないので頑張ってやろう。衝突してしまったのは仕方ないしな。
「一生懸命やっているのにお前の暴力意味わからないわ!!今日の今まで我慢してきたが…、腹立ってきたわ!!」
と、様々な言葉が出てきた。俺は男をこれ以上刺激するのはよろしくないから、心の中に止めよう。
そんな時であった。
姉が喧嘩を止めようと前に出てきた。危ない!案の定、男はその行動が邪魔だと言わんばかりに張り手を食らわした。これには心中自制しようと努めていたが、ダムが決壊したが如くこの際なんでも言おう。そして、家族を守るために。
「なぜだ!気に食わないからといって、こんな事をするのは子供の仕業だ!大人なら大人らしく見せよ!ふざけるな!!」
「…ん?出て行け?なら出ていってやるよ!俺が出て行けばお前が今後困ることになるだろうがな!」
言い切ったことだし荷造り始めようか。俺は今後の家のことも考え発言すればと、突発的な言動に反省はある。が、その暇はない。
出て行く時に母は、
「おみゃ、口悪すぎるんだぎゃ!目上に対する言葉ではないんだぎゃ!それだけは頭に入れろ!だが、こうなる事はわかってたことぎゃ。」
と叱咤して、金をこっそり渡してくれた。家貧乏やのに。とても嬉しい。そうだ!後の家の事も考えお願いしよう。
「金、ありがとう。大事にするよ。かか聞いてくれ!今までは俺があのお…父…の力を受けてきたが、その後どうなるか分からん。だから、俺を全面に悪者にしてくれ!頼む!かかや姉を守りたい!」
母は理解してくれたのであろう。小さく頷き、
「こんな、父を敬えん馬鹿息子なんか出て行けばいいんだぎゃ!二度と帰ってくるな!」
涙ながら勘当をした。
その言葉を無駄にしたらあかん。無言で出て行こう。その方が得策だ。
〜回想終わり〜
という様に、宛のない旅に出たのであるが、幸運(?)な事に寺に入る事が出来た。まるで運命であるかのようだった。
ここまで来たことに安堵しかないな。今日も元気に課題を取り組もうとするか。