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初戦闘と神獣

マルクは震える身体を抑えデスリザードの前に立った。

デスリザードはマルクより狼を涎をたらしながら見ていた。

「このぉぉぉ!!」

ドコッーン!!バキバキバキ。という音と共にデスリザードは仲間を巻き込みながら森の中に飛んでいった。

マルクは狼を庇う為、横からデスリザードに思いっきりドロップキックをかましたのだ。

「い、今のうちに狼をじいちゃんの家の結界内に入れないと。」

マルクの住んでいる家はシリウスの結界のおかげで敵意のある魔獣は入ることができない。

マルクはエンチャントした状態で狼を持ち上げて結界内に入ろうとした。

だが狼が弾かれてしまい入れることができない。

「あ、この狼僕に威嚇してたんだった、、どーしよう。デスリザード三体もいるし守りながらじゃ無理だよ。守りながらじゃなくても無理かもしれないのに、、」

「グルァァァァァァ!!」

デスリザードが2体非常に怒って帰ってきた。

(ん?なんで2体なんだ?)

とりあえずどーしようかと考えていると

「ま、マルクー!!大丈夫かぁー!!」

「じ、じいちゃん!!デスリザードが!!」

「デ、デスリザードじゃとぉ!?わしのマルクに何怖い思いさせとんじゃクソトカゲがぁぁぁ!!

雷神の鉄鎚!!」

ズドーン!!バリバリバリ!!

とんでもない音と光と共に振動がやってくる。

目が慣れデスリザードの方をマルクが見ると黒焦げになり息絶えていた。

「このクソトカゲが!わしの可愛いマルクを怖がらずとはふざけよって!」

シリウスがひたすらトカゲの死骸に罵詈雑言を浴びせている。

マルクはあの心優しいじいちゃんを絶対怒らせないようにしようと心から誓った。

まぁ孫バカのシリウスがマルクに怒ることなど世界が滅亡するくらいないのだが。

「あ、じいちゃん!この狼さん助けてっ!血だらけで倒れててデスリザード三体に追われてたんだ!」

「なんじゃと!じゃがわしは光属性の適性がなくての、、

あ、アン神父がおる。おーいアン神父!」

「な、なんかすごい音がしましたが大丈夫ですか?

て、デスリザードじゃないですか!漆黒じゃなくて黒焦げですが、、」

マルクはとりあえず現状を説明して2人を狼のとこに連れて行く。

「お、おいマルクや。この狼は神獣のフェンリルではないか、、

なんでフェンリルがこんなトカゲに、、」

どんだけじいちゃんトカゲ嫌いなんだよ・・・

「わかんないけど倒れてたんだ!僕じいちゃんに言われてたから森に行くつもりはなかったけどこんな血だらけの子放っておけないよ!でも約束破っちゃってごめんなさい。。」

「マルクよ。約束は破ったかもしれんが助けようとしたのじゃろ?説教は後じゃ。先にこのフェンリルを助けようではないか。アン神父頼む。」

「わかりました。ですが私の魔力量では全然足りないと思います。」

「できるところまでで良いから頼む。」

「わかりました。

傷を癒せ。ヒーリング。」

暖かな光がフェンリルを包む。だが治癒はしているが全身に傷を負っているフェンリルには足りてないようだ。

「くっわ、私の魔力量ではここまでです。」

汗をたらしながらアン神父はそう言った。

マルクはそんな神父に感謝しながら直感で自分にも光属性の治癒魔法が使える気がしていた。

トコトコとフェンリルの近くに寄って行きアン神父の魔力変換の使い方をイメージして治癒魔法を使ってみた。

「全てを癒せ。ヒーリング。」

傷を癒せでは足りないと思い全てを癒せにしてやってみた。

虹の光がなぜか出てたがぐんぐんフェンリルの傷が治っていく。

「ま、マルク?そ、それは?、、」

「え、こ、これはロストマジックでは?

し、シリウス様?」

2人が後ろでなんか言っているがマルクは必死だった。魔法を使ってわかったがこのフェンリルは子供を宿している。それももう産まれる寸前だ。

このまま産まれると親フェンリルは死ぬ可能性があるのがわかった。

「グル?クーン。」

フェンリルが気づいて手を舐めてきた。

「ごめんね。あのままほっとけなくて。でも子供いるんでしょ?あんなトカゲ放って逃げちゃえばいいんだよ!僕もう家族いなくなるの嫌だからわかるんだ。

子供だけにしちゃダメだよ。」

フェンリルはじっとマルクの顔を見ていた。

「よし終わったよ!多分怪我は全部治ったと思うけどなんかあったらいけないからうちの庭に子供できるまでいなよ!結界があるけど敵意がなかったら入れるし僕もか、家族増えるとこみたいし、、、」

フェンリルはじっとマルクの顔を見て何か決意したように目を閉じた。

『お主は心優しい人の子のようだな。我は神獣フェンリル。ローザ神の加護を受けし者だ。マルク、、だったか。礼を言う。我は子供を産む事と子供を守ることしか考えていなかったようだ。その先を見据えてはいなかった。しかしこの幼き人の子に教えられるとは長い年月を生きていて初めてだ。』

マルクの頭に女性の声が直接聞こえてきた。

「え?ふ、フェンリル?の声?」

シリウスとアン神父は何を言っているかわからない顔をしていた。

『ああ、すまない。これは念話だ。マルクの頭に直接話かけている。基本的に神獣が話せることは人間は知らないはずだ。さてマルクの案だが子供が産まれるまで過ごさせてもらってもいいだろうか?ちょっと子供がいる状況では負けはしないだろうが戦いはしたくない』

「わ、わかりました。じいちゃんに伝えますね!」

『うむ。すまない。あと我と念話したくば頭で思い浮かべれば伝わる。念話のパスをマルクに繋げておいた。』

『こう、ですか?わかりました!とりあえずじいちゃんに伝えますね!』

そう言ってマルクはシリウスに話をしにいった。

後ろ姿が嬉しそうだったのは誰が見ても見間違えないだろう。

うーむ。話の構成がダメすぎる気がする笑

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