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第1話 椅子の取り合い

 私のいつも座っている座椅子に、女の子で黒猫のクロちゃん(そのまんまである)が前足で顔をきゅっとして熟睡している。


 起こすのもしのびないので、私は床に座ってスマホをいじくる。ゴンベが種まきゃカラスがほじくる。


 それを眺めるアメリカンショートヘア風、男の子のちんぺい。突然近付いてきてクロちゃんを執拗にグルーミング。


 彼はよく、この行動をする。私の膝はたいていクロちゃんが陣取るのだけど、自分が膝に乗りたくなったら強引なグルーミングをして彼女を追い出す。


 彼は知っているのだ。彼女はあまり構われたくないタイプだと。


 寝ているところを起こされて、嫌そうな顔で逃げ出すクロちゃん。今度はちんぺいが座椅子に座るのかなと思ったら、その様子を見てどこかに行ってしまった。


 これはきっと、私のために座椅子を空けてくれたのだ。硬い床の上に座って、たしかにおしりが死にかけていた私は、喜び勇んで座椅子を奪う。


 ちんぺいはわかっていらっしゃる。あとでご褒美になでくりまわしてやろうと思い、ふとクロちゃんを見ると、いつの間にか戻ってきていたちんぺいとふたり、仲良くグルーミングをしあっていた。


 スキンシップをしたかっただけかい。私の感謝の気持ちを返せ。


 その後、私の近くに寄ってきたちんぺいを撫でたら、噛まれた。

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