10話:セラフィナとクラウディア
本日2話目です!楽しんでいただければ幸いです。
セラフィナは高揚していた。
「仲間とは言え、負けることはできないわ!!」
クラウディアは静かに準備を始めた。
会場はクラウディアの勇士を一目見ようと超満員だった。
ある者は期待のあまり叫んでいた。ある者は貧乏ゆすりが止まらないものもいた。
審判員「両者前へ・・・・」
クラウディアの登場とともにすごい歓声が響き渡る。セラフィナは完全にアウェイだったが気後れはしていなかった。
審判員「ルールはいいね・・・・始め!!!」
両者の火蓋は切って落とされた。
セラフィナの速攻から始まった。セラフィナは走りながら剣を固有スキルで生成し、ジャンプ、両手で剣を握りこみ、クラウディアを頭から真っ二つする算段だった・・・・
しかし、クラウディアは右足を出し重心を低くした。セラフィナの誤算はたった一つ、柄を握る手が離れ、斧を持ように手と手を離れて持っていたことだった。
クラウディアは見逃さなかった。その隙間を右手で捕らえ剣の頭を左手で下から押し上げた。剣の頭はセラフィナのあごにクリーンヒット・・・クラウディアは剣を一瞬で奪い去り
着地する前に一太刀・・・見事な無刀取りであった。
セラフィナは心の中で「ここまで差があるの・・・」と思い。敗れた。
決まり手は奪った剣での一太刀だった。
クラウディアは大歓声の中、一礼するとレグルスとマグナの試合に急いだ。
一方マグナたちはがらんとした闘技場に、ちらほら人がいるくらいだった。
その中にはクラウディアの姿もあった。
審判員「両者前へ・・・」
マグナ「やっぱり無理だったか~」と小声でつぶやき、闘技場の中央へ行った。
レグルスは静かに定位置へと向かう。
審判員「では、ルールはいいね・・・始め!!!」
マグナは慎重だったが、左手をポケットに突っ込んでいたままだった、普通なら激高する場面でレグルスは感じ取っていたスキがない事に、ふらふらとマグナが近づいてくる・・・
レグルスは「まずは左手を出させる・・・」心の中で思い、右の回し蹴りを肩に放った。
見事に命中!!
しかし、ダメージを負ったのはレグルス「なんだ!この痛み・・・そんなパッシブないはずだぞ!!!」レグルスが迷った刹那レグルスはここから記憶がなかった。
クラウディアは何があったかを見ていた。「まさかここまでとは・・・」
クラウディアは後から来たセラフィナに説明する。「あれは簡単に言えば、顔を掴んで叩きつけたように見えます。しかし、恐るべき点はそこではありません」
興奮を隠しきれない様子でこう続ける。
「レグルスが一瞬迷ったスキに、マグナさんは左手を顔の前に起きました。反射的右足を後ろに下げたレグルスでしたがこれが勝負を決定づけました・・・
なぜなら、レグルス右足の後ろにマグナさんの左足があったのです。
おそらく半円を描く足さばきでレグルスの足の先回りをしました。結果重心が崩れて反り返ってしまいました。そこで左手で頭を地面に叩きつける・・・」
クラウディア「けど、なぜレグルスは迷ったのかしら??」
マグナは何も言わずその場を後にした。
クラウディアが駆け寄ってきた。セラフィナは渋い顔をしていた。
クラウディアが興奮した様子で話しかけてきた
「マグナさん、あのレグルスを一撃ですか・・・」
気だるそうに答える
マグナ「さすが主席強いね~。」
クラウディアは冷静さを取り戻しこう告げる。
「せっかく、ここまで来たんですし、私とも戦いませんか?」
明日は2番目の山場です!楽しんでいただければ幸いです。よろしくお願いします。




