表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

1… 東京一人暮らし(初)





まあまあ晴れた朝




オレは築35年の3階建アパートの1階、102号室の前で腕を組みながら、


何回も塗り直したであろう年季が入ったエンジ色の扉を見つめた




「ここがオレだけの城、かぁ」




東京で、オレの人生初めての一人暮らしが始まる!






早瀬 次郎(はやせ じろう)、27歳




千葉の自宅から通えるというだけで選んだ適当な私立大学を卒業後、


とある会社に就職したがあまりにもブラックだったので2ヶ月で退社し、


その後4年間ちょい、たまにバイトをするだけでプー太郎として過ごしてきた




何せ、東京に近い千葉の某市に実家がある


親はぶつぶつ言いながらも長男可愛さに養ってくれた




まだ若いしなんとかなるっしょ、と呑気に構えていると、


高校の同級生の1人が結婚したという噂を耳にしてしまった…!




なんだか色々焦ったオレは、割と頑張って就活、人手不足も手伝ってかなんとか就職できたのだ


しかも東京で!




暇な間にやっていた3Dモデリングや動画編集の腕を買われたらしい




良かった…本当に良かった…


が、すでに妻を養い(しかも妊娠中らしい)家のローンを払っているという同級生の足元にも及んでいないが




「ま、まあいい。さて、オレの城に入るかな」


すごくレトロな鍵をガチャと回した




なんとなく独特の匂いがする


まだ"自分の家"じゃない感じだ




がらんとした古い木の床の部屋にオレの荷物が少し、


予め運び込んでいた段ボール5箱のみ




「ゲームみたいに、少しずつ家具を揃えていこう!」


と考えて、家具は全然買っていない




前の住民が置いて行ったという洗濯機をそのままもらったが、ちょっとカビ臭い


「うーん、漂白剤で汚れ落ちるかな」




あとでドラッグストアで洗剤系を買ってこよう、そうだ指定ゴミ袋も…


「メモしないと忘れるやつ」


オレは"その他"と書かれている段ボールからペンとスケジュール帳を取り出した




「ゴミ袋…」




そう書いた時




バババババ




と大きな音がして、




オレが立っていたところのすぐ横に、爆音と土煙のようなものと共に天井から色んなものが落ちてきた!


それは結構重そうな家具などの塊で、


真下にいたらオレの命はヤバかっただろう




驚きのあまり脳みそが働かず呆然としていると、


その塊がモゾモゾバキバキボロっと動き、




中から女の人が出てきた!






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ