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思い出す

作者: eneruku

なんて事ない日だった


特に特別な事があった日ではなかった


ただ、少し心が落ち込んでいて憂鬱だった


外に出かけよう、部屋の中にいてもしょうがない


なんでそう思ったかは分からないが、僕は外に出た


天気は悪くて、風がなくて、蒸し暑い日だった


でも、何故か景色が綺麗だと思った


食べてる物が美味しいと思った


いつもと世界は変わらないのに、感じ方が変わっていた


路地裏の猫、アスファルトに隠れるトカゲ、電柱に止まるカラス


まるでピントがあったかのように、詳細に周りが見えていた


寝て起きたらいつもと同じ感じになってしまったが


あの感覚を僕は噛み締めるように、何度も思い出すだろう


反復する思い出と共にあの感覚を探し続けるだろう

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― 新着の感想 ―
[良い点] 初めまして、竹目樹本と申します。 とても共感できる素敵な詩を本当に有難うございました。 ふとした瞬間に訪れる何気ない一日が、強く心に刻まれるというのは経験あるだけに胸に沁みました。
[一言]  逆に、自分の状態がいいと、意識が内側にいってしまうからですかね。  不思議なものです。
[良い点] ありますね~そういうこと。 特にこれと言って何かあったわけではないのですが、ふいにぼやけた世界がくっきり見えて。そういう時は、やたら辺りがキラキラ輝いて見えますね~。 何でしょうね、あれは…
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