【作品紹介017★】転生少年の錬金術師道
お久しぶりです。前回投稿したのが1月ですからだいぶ間が空いてしまって恐縮です。
最近新しいチャレンジをしようとしてまして、そっちに時間を割いた結果、連載が止まっていました。その間スコップも止まっていたのですが、最近やや余裕が出てきましたので、スコップを再開して少しずつ掘っていってます。
手応えとしては、相変わらず掘れば何らかの良作に出会うところだなという印象で、今回紹介する作品を含めて2作の良作に出会っています。
もう一つの作品も後日紹介しようと思いますが、まずは近いうちに総合ランキングに載ってしまって、このエッセイの掲載条件を満たせなくなりそうという理由で、この『転生少年の錬金術師道』の紹介を大急ぎで仕上げてみました。
■この作品をどうやって見つけたのか?
『なろうファンDB』のブクマ100突破リストで見つけました。あらすじがメチャクチャ簡素なのですが、タイトルが私好みの内容を予感させるものだったので、迷わず読んでみたといったところです。
■見つけた時のステータスは?
ブクマ104、評価ポイント414で感想は7でした。感想を書いているうちの2人が熱心な読者のようでしたので、そこも期待できると感じた点です。
■何話まで読み進めたのか?
これを書いている時点の最新話、56話まで読み進めています。
■この作品のどこが自分に刺さったのか?
まず今でこそ下火気味の『異世界転生』ジャンルですが、私はこのジャンルは今でも好きで、毎年傑作が出てこないかと期待しています。本作はそんな異世界転生ジャンルに現れた新星と言えます。
過去に私が紹介した作品に『この世界には築城士という職業は無かった』という異世界転生ジャンルの作品がありますが、本作はそれと2つの点で似ていてそこが刺さったポイントかなと思っています。
まずは異世界ならではの風俗を描いている点。単純に異世界をナーロッパと揶揄されるような、なんちゃって中世と設定して物語を展開するのではなく、独自の世界観を構築しそれを土台とした暮らしぶりが描き、その中で主人公が成長して活躍していきます。
異世界転生モノは王道的なストーリー展開から大きく外れるのは難しいかなと思っているので、物語の舞台にこそオリジナリティを宿していてほしいです。その点で、この作品は私の期待を大きく上回っていると思いました。
もう一つは「主人公より優秀な人たちもいる世界」という点です。ここは今後の成長次第で変わってくるのかもしれませんが、スタート地点では右も左も分からないところから始まって、試行錯誤や考察を重ねて異世界でうまく生き抜こうとする展開は、主人公の成長物語として楽しめます。
今回が初投稿というところもあって、文章が冗長だったり、主人公の内面描写が物足りないなど、「もう一歩」と感じてしまう点もあります。しかし、物語そのものが本質的に面白いものであれば、他はだいたいどうにでもなるなと改めて感じました。
■どんな人に読んで欲しいか?
コツコツ努力系が好きな人、異世界転生モノが好きな人には強くお勧めしたいと思います。
■ざっくり評価
8.5
■テンプレ要素
転生転移 6/10
ステータス 3/10
チート 5/10
■作品成分
成長 50%
成り上がり 30%
錬金術研究 20%
■更新頻度
毎日
■URL
https://ncode.syosetu.com/n4557hm/
次の紹介はもっと短い間隔で投稿したいと思います。