【作品紹介015】終焉都市の雑草~凶悪な魔物達に侵略された都市で、たった一人の生存者~
2020年は『水属性の魔法使い』をスコップしたことが最大の成果だと思っていて、2021年もそれに続くような成果を出すぞーと密かに意気込んで、6月末に見つけたのが本作です。
しかしその頃は文字数がエッセイ掲載の条件に達しておらず、また、更新が不定期でエタりそうな不安があったため、2022年年明けまで紹介を保留にしていたのでした。
この作品は、相当なポテンシャルのある作品と見込んでいます。しかし、現地モノのハイファンタジーは、タイトルの工夫と毎日更新が無いとジャンル別にさえ載ることは至難ですから、作品自体のポテンシャルが凄いだけではどうにもならないのが本当に歯痒く感じます。
■この作品をどうやって見つけたのか?
『なろうファンDB』のブクマ100突破リストを眺めていて見つけました。自分で言うのもアレなんですが、この機能はチートレベルでして、この機能を作る前と後ではスコップの成果が倍以上違う気がしています。
今回は、ハードモードな世界観を感じさせるタイトルとあらすじに惹かれた形です。なろうは、基本イージーモードじゃないと厳しいと言われますが、初手ハードモードで成功している作品はそれなりにあります。
その場合は成り上がりとセットであることがほぼ必須条件ですが、この作品はそれを満たしているため、読む前からかなりの期待を寄せていました。
■見つけた時のステータスは?
ブクマ102、評価ポイント236という典型的な埋もれた作品でした。ただし、5/29からの連載開始ということを鑑みれば、ブクマ100到達の速度は水準を上回っていたと言えるでしょう。すでに発表した作品の中には書籍化したものもあり、逆お気に入りユーザーによるスタートダッシュの恩恵も少なからずあったのやもしれません。
■何話まで読み進めたのか?
最新話まで到達しました。それはもうぐいぐい引き込まれました。その後も更新が来るたびに即読んでます。
■この作品のどこが自分に刺さったのか?
私の好物の作品タイプとして、主人公が最強に至るまでにコツコツ努力をするというものがありまして、先に名前を挙げた『水属性の魔法使い』はこのタイプです。そして今回紹介する作品も同じタイプにあたります。
ただし、努力する環境は天と地ほどの差があり、今回の作品は相当のハードモードと言えるでしょう。
そんな環境をわずか6歳の子が、自分のスキルを頼りに生き抜いていきます。
また冒頭の、神龍によって街の日常が容易く破壊される描写は圧巻で、それまでも決して幸せとは言えない環境が、更に絶望に塗りつぶされるというのですから、この先どうなるか気になるのは必然と言えるでしょう。
また個人としての強さに頭打ちが来る頃に、『師匠』と出会いそこから更に強くなっていく展開も個人的には好みです。
■どんな人に読んで欲しいか?
強さの土台がしっかりと説明されたタイプの俺tueeeが好きな人にはぶっ刺さると思います。また、なろう的な王道を守りながらも、世界観はややダーク寄りであり、テンプレは好きだけどもう少し捻りの効いた作品を読みたいという人にもオススメです。ただ本音としては、なろうのハイファンタジー好む人全てに読んでほしいと思ってます。
■ざっくり評価
9.5
■テンプレ要素
無双 2/10
■作品成分
成り上がり 10%
バトル 50%
サバイバル 40%
■更新頻度
不定期更新
■URL
https://ncode.syosetu.com/n6695gz/
あけましておめでとうございます。今年も不定期にはなりますが、自信をもってオススメできる作品を紹介していきますので、どうぞよろしくお願いします!