【作品紹介013★】隻眼・隻腕・隻脚の魔術師
以前、調子良く3作品ほどまとめて良作を見つけたことを、別の作品の紹介の折に触れました。あれから数週間。1作は更新がパタリと止まってしまい残り2作になり、そしてそのうちの1作が一旦の完結となったため紹介しようと思い、急遽エッセイを書くことにしました。
完結と言っても実は物語はまだ続きます。ただストックが尽きてしまい当面再開できないため便宜的に完結としたとのこと。実際、2章最大の謎は、全く解決していません。
なお、本作はサブタイトルがついているのですが、紹介の折に見にくくなる点を鑑みて省略しています。本来は以下のようなタイトルです。
隻眼・隻腕・隻脚の魔術師~森の小屋に籠っていたら早2000年。気づけば魔神と呼ばれてた。僕はただ魔術の探求をしたいだけなのに~
■この作品をどうやって見つけたのか?
10月連載開始の新作をスコップした際に見つけました。新作は埋もれてしまうとエタってしまいがちなので、あまり精力的にスコップはしない主義なのですが、ここ2ヶ月ぐらいは当エッセイの更新頻度を意識して精力的にスコップしています。
そうして見つけたのが本作です。この作品のあらすじからは、並々ならぬ魔術と魔法に対する意気込みが感じられたため、期待を抱いて読んだ次第です。
■見つけた時のステータスは?
おそらくブクマ40、評価ポイント70程度だったと思います。
投稿開始から10日経ってその数値なので、それなりにうまく読者は獲得できていた作品と言えそうです。感想はゼロだったので、私が初の感想を投稿しました。
なお、これを急いで書きあげて予約投稿する前にステータスを確認したところ、総合ランキングの290位前後にランクインしていました。いわゆる完結ブーストというやつですね。
原則、このエッセイでは総合ランキング入りした作品は紹介しない方針ですが、このタイミングでランキング入りした場合は目を瞑ることにします。
■何話まで読み進めたのか?
最新話までです。見つけたあとすぐにその時の最新話であった2章の冒頭まで一気に読み、そのあと毎日読んで完結まで読みました。
■この作品のどこが自分に刺さったのか?
なんと言っても魔法と魔術です。この作品ではそれらが厳密に分けられており、後者はいわゆる後天的に得る『異能』という扱いとなっています。異能系バトルでよくある「制約」との掛け合わせもあるため、その辺を物語でどう絡めていくのかといった点も非常に気になるところです。
また、主人公は冒頭で村ごと滅ぼされるものの生きながらえ、そこから魔法に取り憑かれ、飽くなき探究心で魔法のみならず魔術をも貪欲に極めていきます。
その研究の過程は今のところ語られないまま、2章でいきなり大きく物語が動き、主人公は圧倒的な力で周りに自身を認めさせる展開となります。
正直今後どうなるのか全く読めない独自色の強い作品で、それゆえに続きが気になります。
■どんな人に読んで欲しいか?
魔法にロマンを感じるという人におススメです。あと俺tueeeモノが好きな人や、なろうのありふれたテンプレ作品に飽きている人にもオススメしておきます。
■ざっくり評価
8.5
■テンプレ要素
無双 10/10
■作品成分
成り上がり 50%
サスペンス 10%
魔法 40%
■更新頻度
完結済み(新章開始予定あり)
■URL
https://ncode.syosetu.com/n4385hg/
完結ブースト恐るべし