プロローグ
「ハァ...眠たい、今日は迷宮に潜らず寝ようそうしよう。
適度に働くのが1番ってそれ一番言われてるから。」
彼の名前は石垣海斗彼はとある理由からこの世界...異世界転生さられたのだ。
海斗の見た目は平凡だ。黒髪黒目で身長は175あるかないか位でイケメンでも無ければ不細工でもない、そんな海斗は今冒険者をしている。
冒険者は行きたい時に迷宮に入り魔物を狩り行きたくない時は誰にも何も言われずにのんびりと家に居れるという一言で言えば最高の仕事だ。
でも、当然危険もある、それは命を落とす可能性が高いという事だ。
冒険者は迷宮に潜り魔物を狩るから、時に自分より強い魔物が現れて狩る側から狩られる側になるのだ。
冒険者になる人は多いい命の危険もあるのに何故かって?
それは、一攫千金を狙えるからだ。謎のシステムで迷宮の中には宝箱がある。
宝箱の中にはこの世に数本しかない聖剣や魔剣...さらには、神が使っていたとされる防具もある。それだけではない、他にも売ったら貴族のような生活が十年以上前もできるアイテムもある。
だから、危険を帰り見ず冒険者になる人が多いい。
正直、安全も保証されてる仕事で安定した収入があった方がいいと思う。
でも、毎日毎日働くなんてごめんだ!
それに俺には決してチートではないが強力なスキルがある。
何とかなるだろう。
などと思っているとオレの部屋の外からノックの音が聞こえた。
誰かは分かっている。だから俺は居留守を決める事にした。
「おーーい!起きてるんでしょ!さっさと部屋から出てギルドに依頼を受けに行くわよ!!」
やっぱりリアか...。
部屋の外でギルドに行くぞと言っている少女はシノギ・リア半年前に買った奴隷だ。
リアは見た目は普通に綺麗で十人が見たら六人は振り返ると美少女だ。
ん?十人が見たら十人が振り返る?そんな綺麗な子とかこの世に居るの?
まぁ、それはおいといて!リアの身長は大体158cm位で白髪の緑の目をしたちょっと珍しい子だ。
最初の頃は大人しくて俺の事をご主人様といって凄くいい子だなと思っていたのに...今では......
「さっさと起きなさい!海斗!居るのは分かってるのよ!玄関に靴があったは!
今週何回休むつもりよ!今週で三回も休んだのよ!いい加減行くわよ!」
今ではなんというか...厳しい妹みたいな感じだ。
昔は今日は休むって言ったら(了解致しました。私はご主人様の命令に従います。)って俺の言う事を素直に聞いてくれたのに!
今でも可愛いけどさ!
「................。」
俺がずっと無言でいるとリアが突然静かになった。
諦めてくれたのかな?
そう思った瞬間ドアが勢いよく開いた。
なんで!鍵は掛けて結界も念の為張ったよ!なんで破られてんの!
「やっぱり居ましたね。さぁ、行きましょうか!ギルドに。」
ここから逃げることも可能だがそうしたら帰ってきた時のリアが怖いから絶対にしない。
仕方ない、ここは言う通りに行こう。今欲しい物もあるし。でも、最後に抵抗する
「へいへい、分かったよ。行きますよ行きます。
行きゃー!いいんだろ!!!」
俺はわざと大きな声で返事をしたこれが最後の抵抗だ。
「うるさい静かにして、握りつぶすわよ。」
抵抗虚しく無慈悲な言葉が飛んできた。
それに、握りつぶすってナニを!怖いよリア。もっとお淑やかに...。
そう心でリアに言ったらリアは笑顔になって
「何を考えてるか何となくわかるわよ?もっとお淑やかにとか言いたいんでしょ?貴方がそんなだから私はこんなになったのよ?分かる?」
エスパーか!こいつ!確かにこの性格になったのは俺のせいだと思う。
これ以上何か言ったら本当に握りつぶされるから素直に従おう。
「ごめんなさい。俺が悪かったこの通り!」
俺は土下座をした。それを見てリアはため息をついて
「分かったならいいわよ。行くわよ。」
どうやら許してくれたようだ。さぁて、面倒臭いけど行くか!ギルドに。