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8.貴族文化とアイロニー


 こんにちはー、ふとんねこです。ちょっと久々かな、ゆるエッセイのお時間。

 今日の思い付きは『貴族文化とアイロニー』です。カタカナにするだけで少し格好いい感じに見える不思議。



 ふとんねこ、貴族階級モノを読むの大好きです。平安時代とかそう言うのも良いけれど、最近のお気に入りは英国モノ。

 それから、ふとんねこはファンタジー定番種族のエルフ(トールキン式のやつ)も森の貴族(森林のニート)だと思っています。


 選民意識の強い者が集い、輝かしくて暗い典雅な上流文化。それが貴族文化だなと考えております。



 そんな貴族文化の中で、ふとんねこが何が好きって言うと『皮肉の文化』です。つまり会話にちょくちょくアイロニーを挟むあれ。



 日本人的には、京都弁や京都の人を想像してもらうと分かりやすいはず。

 ぶぶ漬け=帰れ(かなりガチ)とか、元気ですね=うるさいぞ、とか。穏やかで丁寧な言葉の裏にチクッと針を忍ばせるあれです。

(※いい子にしてれば観光客には優しいです。いつもありがとう京都の人)


 京都は日本の古き都です。貴族文化はそこで成長し、長く在りました。今でもその独特な雰囲気が色濃く残っています。

 宮廷文化の雅が馥郁と薫る、そんな京都のスパイスはアイロニーの文化だと、今日急に思ったんですよね。



 英国貴族が登場する作品を何の気なしに読みますと、やはり出てくる、シニカルな笑みと共に交わされる皮肉の数々。

 これぞ貴族って感じがします。ふとんねこはいつか貴族文化モノを書くのが夢であります。


 イギリスも貴族階級が現代まで残っている国であります。今の時代にお城やご領地のある伯爵様がいるとか、なんか異世界の話みたいですよね。

 そこそこ早くに(17世紀に)立憲君主制にして、王様の権力を憲法で押さえ込む近代国家体制を整えたのが良かったんでしょうか。英国史はあまり得意でないので適当です。


 そんなイギリスも、やはり上流階級ではアイロニーの文化が盛んである。やはり貴族と皮肉には切っても切れない深い繋がりがあるのでしょうか。



 なんだか意地悪だな、とか、嫌みったらしい奴等だ、と感じるかもしれませんが、これこそまさに貴族たちの心の芯である、燦然たる選民意識の発露だと思うんですよね。


 それから文化人であることへの誇り。文化人の言葉遊びはいつの時代も優雅でお洒落な印象です。


 耳触りの良い言葉の裏に隠れた真意を適切に読み取り、応えもまた真意を隠して。

 こう考えると、貴族の生活に直結する権力争いが激しかった昔、己の考えを自由に全てさらけ出していては生きていけなかった貴族独特の話法のように思えます。



 思い付きを改めて、思考を深めていくと面白いですね。集中すべき時間にボーッとしながらこんなことを考えているふとんねこは、やはり珍妙な社会不適合種のねこであります。


 以上、今回の思い付き『貴族文化とアイロニー』でした。読者の皆様がこの話題について新しい視点で思うところあれば、是非教えてくださいね。


 ではまた次回!!


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