56.ショタコンふりかえり
ネタバレないのでご安心くだされ~。
こんにちは、ふとんねこです。
ショタコンが次回更新で第6章最終話となります。つまり、その次からは完結秒読みの終章となるわけです。
それを、執筆に使っているメモ帳のタイトルに打ち込んでビビったわけですね。そういうわけで今回のサブタイトル『ショタコンふりかえり』となります。
完結後は、完結ブーストのデータ等も収集してまとめつつ、振り返りの独立エッセイを書くつもりでいますので、そのときはまたよろしくお願いします。
今回は、完結直前のモノローグです。ふとんねこの独白。特にネタバレ等はないと思います。
色々と頭を過るものを書きましょう。
さて。
ショタコンの連載は『銀星と黒翼』の連載中の息抜きに始まりました。
銀星は執筆に要する精神力等諸々のパワーが桁違いの作品で、これだけ続けていては疲れきってしまうと考えた私は過去のネタ帳をほじくり返し、そしてショタコンを発見したのです。
元々、なろう系と呼ばれる系統の作品は1つくらい書こうと思っていたので丁度良いと思いました。
結局、テンプレの皮を被った爆速ショタコンストーリーになりましたけどね(笑)
初回投稿が2019年6月22日。
2021年の12月には完結していると予想していますので連載期間は……2年と半年になるんでしょうか? 自信がない。計算が苦手でいけませんね。
そう言えば銀星の連載は1年と2ヶ月ほどでした。倍以上を行った息抜き連載。思った以上に長い物語になりました。100話で完結予定だったんですけどね……
それが終章を、完結を迎えるということで、かなり、カポーーンと様々な感情を覚えております。
6章執筆の間は「やったー」という安堵が一番だったのですが、終章を執筆中の今はやはり堪らない寂しさが一番です。
銀星のときもすごかったですけれど、やはり長く共に歩いてきた物語と別れるのは寂しいなぁ。
本作は、純粋な冒険ファンタジーであった銀星とは違って、ショタコンには個人的な挑戦である「伏線」が多くありました。
沢山頭を悩ませたので拾い損ねはないはずです。でも「伏線でした!」とドヤるほどの内容でもなかったかしら……
伏線としての情報のちりばめは個人的にかなりの挑戦でした。どこまで明かしたらバレてしまうか……かなり悩みました。
それから一人称小説における情報の開示も本当に難しかったですが、三人称を時折挟んでいたのは情報開示と言うより「三人称書きたい欲」のせい。
軽妙な一人称も楽しいですが、やはり地の文ギッチリな三人称が性に合っているというか好みというか。
様々なご縁があってブチ上がりを経験した本作。お陰様で有名税とも言うべき経験も同時にさせていただきました。まさか自分が「有名税」なんて言葉を自分に使うときが来るとは思いませんでしたよ。
無料掲示板へのなりすまし書き込み。
忘れていませんよ。誰がやったか知りませんが本当に気分が悪かった。私がジャンル別日間1位の看板片手にタイあら診断系の掲示板で宣伝をするような無粋で愚かな作者だと思われて、得をする人がいるんですかね。
私の、書き手としての矜持をなめないでほしいと思いました。
まあ、もう過ぎたことですし、忘れないだけで気にはしていません。
エゴサって怖いけど時には大事だな、と思った一件でした。
ショタコンに登場するキャラクターたちは最初、多くが息をしていませんでした。
主人公と弟以外は概念的雛型から生み出したからです。特にアホの子な王子。
ですが……この長い連載期間を経て、随分とみんな元気一杯フリーダムに成長したものです。以下の2人は特に。
悪役令嬢ジェラルディーン。
本当に私の好みドンピシャな女の子になりました。強く美しく気高い。一途で時にツンデレ。一本スッと芯の通った凛とした女性です。高貴とは、と問われたら彼女を差し出したい。
現実にいたら間違いなく憧れの存在でしょう。幸せにできて良かった。
アホの子王太子レオンハルト。
雛型からオリジナルへ成長した度合いが全キャラ中ナンバーワン。随分大きくなりました。
初期はアホとして作者読者を怒らせ、終盤には人として立派な成長を見せた、何だかんだ好きなキャラクターです。
彼らも落ち着くところに落ち着いて、雑プロットしか持たない作者はとても安心したものです。プロットに彼らの行方は書いてなかったんですよ。だから、彼らがどうなるかは本当に彼ら次第だった。
……よくこんなんで170部を超える長編を書いたな。純粋に驚き。
あとは、そう、乙女ゲーム転生モノとしての反省は「眼鏡~ッ!!」ですね。
完全なる偏見ですが、多くの乙女ゲームには攻略対象・サブキャラ問わず、眼鏡が一人はいるという印象です。
自分が眼鏡萌えしないがゆえにすっかり忘れていました。物凄く反省点。男らしさ枠や美少年枠は設けたのに……
でも『月花と精霊のパラディーゾ』ってゲームタイトルはそれっぽいんじゃあないかなと思っています。
他には……ネタバレになりそうな話ばかり浮かんできます。本エッセイはショタコン未読の方もいるので抑えねば。
完結間近ですから、未読の方はこれを機にいかがですか?
『ショタコン』という特殊性癖的なキーワードで手が伸びないという方もいらっしゃると思いますが、本作は読者様に不快感を抱かせないというところをかなり意識しております。
ですので、主人公の斜め上の爆速テンションさえ楽しんでいただければ、後は小さい子単純に可愛いね、という気持ちでお読みいただけます!!
学園友情ものや魔法ファンタジー、バトルものとしてのクオリティも良質であると個人的に誇っております!!
是非お読みいただけると嬉しいです!!
それでは、最後に宣伝もさせていただきましたので今回はこれにて。終章執筆頑張ります!!