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潜群アリス  作者: Heart
7/7

九死に一生の希望

“嫌がらせ” それは人によって線引きが異なるもので、“ただ遊んでいるだけ”であったり、自覚すらなかったり、そうゆう風にいじめに発展していく例もある。学校という少人数の隔離された空間ならその中に存在する“異分子”を“排除する”という名目でいじめが起こる。そうならないために皆んな“いい人”であったり“当たり障りのない人”を演じる。高校生にもなればそういった能力も備わってきて、クラスは見事に善人ばっかりだった。人間というのはきっとそうゆうものなんだとおもった。もちろんみんながみんな演じているわけではないだろう。しかし、クラスの7割くらいはそういう皮を被っているんじゃないだろうか。

要は、相手を信じすぎるのはよくないってことさ



そう誰かが言って、わたしの世界を白く染めてしまった。

________________________


わたしの周囲、おおよそ半径5メートルほどに存在した分厚い雪の層は跡形もなく溶かされ、もとの無機質なタイルが焼け焦げて剥き出しになっている。すぐ側には、犬らしいシルエットの焼死体が転がっていた。焼肉の香ばしい香りとはまったくの別物で、死臭とでもいうのか。いや単に焦げ臭いだけか。

つい先程の話。

謎のテンションで足元に銃口を向けて感情任せに引き金を引いたら導火線もないのに周囲が溶けてしまったのっ☆

…やはり謎である。


「おばさん、もう終わりかしら?」


“おばさん”と言うことに対してなんの躊躇いも感じなかった。流石にキレてる自覚がある。


『おやおや怖いねぇ。まだ序章の序章さ。チュートリアルと言っても過言じゃぁない。』


どこか楽しげに言い放つおばさん。これもしかしてわたしが死ぬまで続ける気じゃないでしょうね・・・?


嫌な予感というか、そもそもわたしがなぜ戦わされてる(襲われてるの方がしっくりくる…)のだろうか…。


『休憩は終わりだよ!今度はこいつらと戦ってもらおうかッ!!』


(今の時間、休憩だったの?!)


おばさんの合図で奥に見えるガレージが開くと、地鳴りのような足音と共に、3メートルくらいはありそうな影がいくつも見えた。

黒っぽい筋肉質な身体に頭から生える異様な角、長い牙が突き出したその姿は“鬼”のそれであった。


あれはヤバいと本能が告げる。無意識に後ずさるも逃げ場などありはしないのだと言うように、振り返った先には壁があった。

________________________

やはり思い当たる節はなかった。あのおばさんの反感を買った覚えもない。


風は強さを増し、体温もかなり低下しているだろう。この中でアレと戦おうなどと誰が思うのだろうか。


鬼の大群、それらが近づいてくるにつれて、子供並みの体格のものがうじゃうじゃいるのがわかった。


(あれはあれですね、こないだ漫画で読んだ“小鬼”ってヤツですね…。)


その漫画は和風ファンタジーの類で、城下にどこからともなく湧いて出てくる魑魅魍魎を主人公を切り替えながら退治していく。というものだった。その中で奴ら、小鬼の話もあった。

奴らに敗れた人間がどうなるのか、思い出しただけでゾッとする。フィクションの中の話だと分かっていても現にその化け物と対峙しているのだから考えなくもないだろう。


大群が迫る。距離にしておよそ20メートルと言ったところか、ゆったりとした足取りで徐々に距離を詰めながら、扇状に展開していく。小さいのだけで五十匹はいるのではなかろうか、その見た目も含めて、感じたことも無い恐怖がわたしの身体を縛った。

(いきなり難易度あげすぎじゃないですかこれ・・・?)

________________________


時同じくして、子どもの庭。

備えられたベンチに座り、少女は伝えられていたことにじゃっかんの違和感を覚えていた。


「表彰とお礼をすると伝えられていましたが…少し長すぎではないでしょうか、お兄さまとも連絡が着きませんし…」


自分が案内した部屋を見ながらじわじわと込み上げてくる不安で頭が痛い。嫌な予感がする。もちろんただの勘。変に真面目なお兄さまのこと、わざわざ電源を落としていたとしても不思議じゃないし、ただただ談笑しているだけかもしれない。


しかしなんとも言えない気分の悪さを払拭できず、少女は悶える。


「…行動しなきゃ何も始まりませんよねっ」


命令違反という単語を投げ捨てるように管制室へ向かったのだった。

…なんでしょうね。前置き、と言いますか、どんなふうに始めようかなって…思ったら何も浮かばなくてですね…はい。素直に謝罪します。ごめんなさい。そしてまったく進んでいません。過去回想から帰ってきたみたいな、2話くらい前に回想入ってるのにやっと帰ってきたみたいなひどい話です。あとあと視点が全く安定してないですね、個人的には三人称で書きたいのに手が勝手に二人称にしちゃったりとハッなって気づいて三人称にしてぇ…みたいなのが続いたのが事の顛末です。ご法度ですよこれ。(わかってるなら直せや)まさにその通りでございますorz

このままでは本文よりもあとがきが長くなりそうな勢いですのでこれにて失礼します!



次回もよろしく!!!!!

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