表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
別へ移します  作者: 、
第1章:チュートリアルですよ?ちょっとハードな.......
10/29

9.出口?

 現在地、ダンジョン一階層中心部。


 どうしてだかここまで来るのにそう苦労はなかった。

 例えるなら、近所を散歩しながら花を観賞する位平和だった。


 魔物達が私を見た途端逃げていくのは幻覚だよね?

 私に、異世界でもぼっちをやれと?

 意地悪は好きな人にしかしちゃいけません!


 ぼっちは嫌なので、軽く走って追いかけました。

 今の私なら軽く走っても相当のスピードが出てしまう。

 私のステータスって、ダンジョンの魔物達からしたらインフレもいい所だよね。

 モンスター達に、トラウマを与えてしまった。

 ほらほら想像してごらん。

 ミャーミャー鳴きながら、延々と追いかけてくる仔猫の姿を。思わずキュン死してしまうだろう。

 初めましてで追いかけてきた狼共の気持ちがわかったよ。

 って、そうじゃなかった。

 一目見ただけで逃げるのを訝しみ、私は何の気なしに鑑定を使ってみた。

 するとどうだろう。あいつらスキル欄に探知なんて持ってやがった。

 低レベルながらその恩恵は優秀らしく、ギリギリ見えるか見えないかぐらいの距離に入った途端逃げ出すのだ。


 だから、私が隠密系のスキルを使っても居場所がバレていたのだろう。


 探知スキルって文字通り何らかの情報を獲得出来るんだろうが、なんの情報を取得して私を避けているのか気になり、鑑定してみた。


 ―――――――――――――――――

 探知:対象の危険度を感知することが出来る。

 ―――――――――――――――――


 やっちまったぜベイべー。


 きヤツらモフモフな私を危険猫として認知してやがった。

 弱かった時はあんなにかまってちゃんだったあの子達が急に離れていっちゃうもんだから、ついこっちからちょっかい(打撃)を出してしまった。

 勿論、ワンパン。

 ステータス上昇幅アップには感謝だ。


 インフレ舐めんな!


 鑑定も、レベルアップして出来ることがさらに増えた。

 相手のステータスが見えるようになったりね。


 ―――――――――――――――――

 名前:未設定

 年齢:0♂♀

 種族:エンドフロッグ

 Lv.1

 ―――

  パラメーター

 HP:560

 MP:50

 筋力:640 瞬発力:400

 防力:300 魔攻力:200

 ―――

  スキル

 毒(麻痺)Lv.1 魔眼Lv.1 探知Lv.1

 ―――

  称号

 ダンジョンモンスター

 ―――――――――――――――――

 ―――――――――――――――――

 名前:未設定

 年齢:0♂♀

 種族:エルダーピード

 Lv.1

 ―――

  パラメーター

 HP:600

 MP:300

 筋力:300 瞬発力:100

 防力:100 魔攻力:600

 ―――

  スキル

 魔力操作Lv.3 探知Lv.2 黒炎魔法Lv.1

 ―――

 称号

 ダンジョンモンスター

 ―――――――――――――――――

 ―――――――――――――――――

 名前:未設定

 年齢:0

 種族:リッチ

 Lv.1

 ―――

  パラメーター

 HP:2300

 MP:900

 筋力:600 瞬発力:300

 防力:400 魔攻力:1100

 ―――

  スキル

 魔法(火炎、氷結、封絶)探知Lv.3

 ―――

  称号

 ダンジョンモンスター

 アンデッドキング

 魔導師の成れの果て

 ―――――――――――――――――


 何こいつら怖い……


 三種類の内二種が、魔法特化。

 エンドフロッグだけバランス型。

 ステータスもかなり高めで、スキルも豊富。

 やり方をミスってたら私は死んでたかもしれない。


 リッチに関しては私から逃げる必要あるのかも疑問だ。

 相手が単独行動だから勝てるのであってリッチが徒党を組んで襲ってきたら私にはどうしようもないだろう。


 それにしても、数値バグってないか?

 瞬発力100でハイスペックを語ってた頃が黒歴史入りしてしまいそうだ。

 それに比べて狼たちのなんと不憫なこと。

 まぁ、ここに比べれば外の方が圧倒的に安全ってことがわかったし、強くなったとは言え一旦出ますか。

 1対1なら勝てそうだし、慎重に進めば出口くらい見つかるっしょ。

 勿論、ダンジョン最強は目指すよ?

 でも、安全マージンってやっぱり大事じゃん?

 無鉄砲にダンジョン凸したけど、私も馬鹿じゃない。ないよ?

 こんな場所で長時間気を張り続けてればいつかは潰れるし、退路は確保しておきたいのだ。

 あるのか知らないが、2階層があるならもう少し力をつけてからにしたい。



 ◆◇◆◇


 洞窟探索のセオリーとして知られている壁伝いに進む方法で、とにかく右へ右へと前進していく。

 魔物の気配は例の如く感じられず、私は優雅な散歩を続けていた。

 一応警戒はしているが、未だに1匹も鉢合わせしたことは無い。

 いい機会なので隠密系のスキルを育てるためにそれっぽい動きをしてみたりはしているが、効果の程は微妙だ。

 スキル強化やステータスのチェックなどを繰り返し、次第に飽き飽きしてきた頃、通路の奥の方が光を発していることに気がついた。


 おっ、もしかしなくても出口かな。

 期待にない胸を膨らませつつ、一本道を歩いていく。

ようやく十話目に到達しましたね。

どうも、二章の途中で物語の展開に息詰まってる桜木さんです。

モンスター(飲料)にすべてを捧げてしまっている気がしますが、気のせいですよね、そうですよね。

あ、そうでした、一章をここまで読んでくれた方ありがとうございます。この話だけたまたま見てくれた方は、お疲れ様でしたw

まだまだ、至らない部分があるとは思いますが、そこは注意してくださると作者が歓喜の舞を踊りだしますwwので宜しければ感想をお願いします。

ではでは、今後もご愛読していただけるよう頑張ります。( ´ ▽ ` )/

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ