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プロローグ

2020年、10月11日の秋の放課後のことだ。

スマートフォンのSNSアプリを起動してみると俺のアカウント『カラス』に1つのダイレクトメールが入っていた。

友人間やフォロワーとの間であれば公開でリプライを飛ばす事もあり、ダイレクトメールが来るというのは珍しい事もあり、俺は訝しんでダイレクトメールを開いた。



―――――――


おめでとうございます。

あなたは『アイオーンクロック』のテストプレイヤーに選ばれました。

下記のURLにアクセスしてください


―――――――



登録した覚えもないゲームの名前を見て、俺は顔をしかめてダイレクトメールを消す。

こういったものは、その時はスパムか何かだと思った。

メールを送ってきたユーザーをブロックして念のため、パスワードを変更していつも通りの学生生活に戻る。

テスト期間が終わってやっと羽を伸ばせる時期なのだ。

面倒な事で頭を悩ませたくないとその時は思った。

次の日、下校の時にSMSアプリを開くとまたダイレクトメールが自分宛に来ていた。

まさかと思い開いてみる。


―――――――


おめでとうございます。

あなたは『アイオーンクロック』のテストプレイヤーに選ばれました。

下記のURLにアクセスしてください


―――――――


そこに書かれていたのは先の内容とまるで同じ内容だ。

送り主も昨日と同じでブロックした筈のユーザーからだった。

ユーザー名『アイオーン』。

そのユーザーのプロフィールにアクセスしてみると、そのページはまったくの白紙でプロフ写真すらないアカウントを取得したばかりの状態だった。

ただ、1つだけ初期状態と違うのは12名のユーザーにフォローを行なっていたことだ。

そして驚くべきことにその中の10名が『アイオーン』をフォロー仕返していた。

俺は思わず興味が出てしまい『アイオーン』と相互フォローしてる内の1人のプロフィールを開く。

ユーザー名『テイテイ』。

プロフ写真はファンシーな猿で気が抜けた顔をしながら、尻尾でハートマークが付いている。

プロフ紹介には「現役のJKだよ!趣味はカラオケとゲーム」と書いてある。

俺は『テイテイ』のコメントを追った。


※※※※


@hosi_boss 初めまして今度オフしましょう!アイオーンオフ!楽しみだなぁ!(10月11日18:22)


まるで今までの自分が自分じゃないみたい、幸せ(╹◡╹)(10月10日18:23)


@risa_asita うっさいなー私ボキャブラリーそんな無いんだってば、凄いの!あとで学校で見せるから!(10月10日06:10)


@risa_asita  ほんと、凄いんだよ。(10月10日06:10)


気づいたら朝になってた。学校さぼりたいなと思うけど流石に親が怒りそう。こっそり抜け出そうかな……(10月10日05:22)


凄かった……(10月9日19:00)


あー戦略系かー、育成要素無いの苦手なんだよねぇ(10月9日17:10)


@risa_asita  テスト期間とかしーらーなーい!(10月9日17:00)


新しいゲームを入れてみた。なんか登録した覚えは無かったんだけど丁度一個ゲーム引退したところだったし丁度いいよね。(10月9日16:42)


友達と言ってもカラオケがどんどんマンネリしてきてなー、いつも同じ曲しか歌わないし(10月8日17:20)


@risa_asita  もう、君はモテるでしょ?まったく頭良い奴は羨ましいなぁ……(10月7日19;20)


彼氏が最近構ってくれないのでつまらない。暇じゃー暇ジャー(╹◡╹)(10月7日17:10)



※※※


そこまで見て思わず俺は他のユーザーのプロフィールを開こうとする。

しかし、残る『アイオーン』と相互フォローしているユーザーの全てが非公開になっていてプロフィール以外の項目を読むことが出来ない。

その中で気になったのは『テイテイ』とオフをしようと話していた@hosi_bossこと『スターボス』だ。

プロフィールにはアイオーンクロックの相互フォロワー募集、色々教えますと書かれている。

俺はごくりと息を吞んだ。

アプリを操作して、ダイレクトメールへとページを戻す。

『アイオーン・クロック』をプレイしたと思われるユーザーの生の声があった。

もしかするとこのゲームは本当にあるゲームなのかもしれない。

俺は不安と期待を胸におそるおそるURLをクリックする。

するとアプリのダウンロードが始まり、10分ほどの通信を経てスマートフォンの画面に『アイオーンクロック』と題されたゲームが表示された。

俺はおそるおそるゲームを開く。

すると画面が暗転し、その後、白い文字が浮かび上がった。


―――


ようこそデジタルトレーディングカードゲーム『アイオーン・クロック』の世界へ。


―――


これが俺が『アイオーン・クロック』に足を踏み入れた瞬間だった。



こんなゲームあったら面白いなーとか思ってはじめた作品です。

感想など頂けるとモチベになるのでヨロシクオネガイシマス。

カードゲームものということでキャラクター毎にデッキ内容を設定してみているので、時期を見て公開していこうと思います。

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