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6 裏切り

数分して正門についた、僕以外のクラスメイトは全員いるようだ。もう既に説明は終わり出発するところだったのでギリギリにつけた。


色々聞いてないけどついていけばいっかと考えていたらみんなが歩き出したので一番後ろに付いた、りょたとか白龍は前列にいるようだ。


小一時間歩いてやっとダンジョンの入り口に着いた、


団長が大声で指示する


「ダンジョンは危険なところだ!なのでここで十分な休息をとり、万全な状態で挑むとしよう!」


団長の指示を聞き皆腰をかけそれぞれの人と会話を始める。


僕は、皆から程よく離れた木陰に腰を下ろした


「ねぇ、ミーシェ」


『なーに?』


「なんで短剣なの?他に色々あったと思ったんだけど」


『一番使いこなせるのが短剣とおもったからそうしたの〜』


「確かに力がないからおもいものはむり、でも鎖が付いてるのはやりづらい感ある」


『ついてる鎖は伸縮自在だし、見えなくすることも出来るから邪魔にはならないよ!』


「便利な性能だ、助かるよ」


『えへへ〜、でしょ!どやっ!』


「おーいぶるとー!」


聞き覚えのある声が聞こえる、個の声はりょただ。


「あっ、りょただなにしにきなの?」


「最近話せてないから話そうと思って」


「ほぉ?なら話題はスキルのことで、もちろん君のスキルについて聞かせてもらおう」


「なんのスキルについて聞きたい?」


「固有スキルの武器模倣」


「武器模倣は最初使った時は十秒も展開できなかったけど、最近になって1分は展開できるようになったけど、MPがほぼ持ってかれるのが難点かな、レベルあげてMPが増えれば変わると思うよ」


「MP効率が悪いからここぞと言う時にしか使わないのか、ふむふむ」


「ところでその双剣はどうしたの?配布されたもののなかで鎖の付いた双剣なんて無かったはずだよ?」


「これは、拾ったんだよ、図書館の床に落ちてたから」


「ふーん、そうなの良かったね、まともな武器が手に入って、じゃぁそろそろ出発みたいだから、またね」


「またね、前列だから頑張って」


りょたは急ぎ足で前列に戻っていく


「なんか、嫌な予感がするなぁ…」


と独り言をいいながらダンジョンへ入っていった


ダンジョンに入ってから数分で初の魔物と戦闘になるが、前列の人達があっけなく倒してきまう、そんな事が5層まで続いた、5層以上になるとちょろちょろオークと遭遇する、オークには少し後方の支援が入ったが難なく倒してしまう。


あれ?これ、僕達後列組いらなない?と思ってしまうほどさくさく進んでしまう、そんな感じが9層の最深部まで続いた。ダンジョンは10層ごとにボスの魔物がでるそうだ、ボスと言うからには強そうだな。


そう思ってると団長が指示を出す


「この先はボス部屋だ、お前達にはまだはやいのでここで引き返すとする」


その指示にクラスメイト達は従い帰ろうとした時1人のクラスメイトが言う


「団長さん、あの赤い石はなんですか?」


「あれは緋緋色金だな、普通はダンジョンの下層の方にしかないはずなのだが珍しいだけだろう、とっておけいいものだからな」


団長の言葉を聞いたクラスメイトは目を輝かせて緋緋色金を取ろうと触れる。

触れた直後全員を取り囲むように魔法陣が出現する、団長が


「いかん!罠だ!」

と、叫んだが既に遅い、みんなは魔法陣が放つ光に包まれてしまった。


光が収まると、見知らぬ場所だ、左右を確認したら左には橋、右には上に続く階段がある所だった、


クラスメイトがパニックに陥っていると橋の方から重い足音が聞こえてくる、足音の正体に気づいた騎士団員が


「ち、地竜だ!」と叫んだ、その叫びにクラスメイト達はさらにパニックになるが、佐藤の言葉によりクラスメイト達は落ち着きを取り戻す、それを確認した団長は


「全速力で逃げろ!」


と、指示するが、騎士団員の1人が


「魔物が階段を塞いでいます!」


「前列の勇者達と我々で突破するんだ!」


「そんなことしていたら地竜に追いつかれます!地竜の気をそらす人が必要です!」


うわ、囮かどうせ僕がやるんだろうなぼーっと突っ立ってるし


「ぶると!地竜を引き付けてくれ!」


と団長がいい僕は地竜の前に放りだされる


「やっぱりね…」


「GAaaaaaaaa!!」


「うるさい!」


叫び声と同時に地竜は腕を振ってくるが、ぶるとは紙一重で回避をする


「はやっ!しかもかすっただけでも結構つらい…」


地竜がぶるとを殺そうと何度も腕を振ってくるがすべてギリギリのところで回避をしている。しびれを切らした地竜は一歩下がりブレスを吐いてくる


「地竜もブレスはけるの!?」


と驚いていると眼前に地竜のブレスが迫ってくる、回避が間に合わないとはんだんしたぶるとは腰の双剣に手を掛け腕を振るった、すると熱線は真っ二つに斬れた。


「え?え!?アレきれちゃうの!?」


「GYAOOOOOO!!」


と叫びながら突進してくる。


「ヤケになったな、こいつ」


突進しかしてこなくなった地竜をいなし続ける、10回目くらいに差し掛かると、団長の声が聞こえてくる。


「ぶると!そいつを橋から落とすから離れろ!」


それを聞いた瞬間ぶるとはバックステップで速攻距離をとる、そして直ぐにクラスメイト達と騎士団による魔法の嵐が地竜を襲うが、2つ程こちらに向かってきている、安堵しきっていた僕はもろし食らってしまい双剣から手を離してしまい崖に放り出される、落下する直前に佐藤が双剣を拾いこちらを見て嗤っているのが見えた。


「ミーシェ──!」


と、叫びながらぶるとは暗い奈落へと落ちていった

え?女子生徒?男子校なんだよきっと(遠い目)

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