契約精霊
メインヒロインの登場ダヨっ!
数時間後、僕は気絶から目覚めた。
「気絶の原因は魔力枯渇か…MPもしっかり管理しないと危ないね、これ」
戦闘中に気絶なんて危ないどころの話じゃないのだけどね、さて、明日に備えて寝よう。
あれ?僕のベットってあんな感じだっけ?掛け布団が動いた、誰かいるね。
「誰だ!」
掛け布団をめくるとそこに居たのは裸ニーソの少女だった。
まてよ?少女?少女…少女……幼女だ…。
僕は唖然としてしまう。
「見なかったことにしよう」
そっと元の状態に戻し椅子に座り眠りにつく。
翌日目が覚めると、昨日の幼女が顔を近づけ僕を見つめていた。
「うわ!?…ほぎゃ!」
驚いて椅子から落ち頭を打ってしまった。
「いてて…」
「マスター、だいじょうぶ?」
幼女が言葉を発した。
は…い?この子今なんて言った?マスターって言ったの?待ってもうこの状況がヨクワカンナイ
「大丈夫だけど、マスターって僕?」
「うん、あなたがマスター」
「なんでマスター?」
「マスターだから?」
「答えになってないよね?」
「ほえ?」
もしかして…天然?まぁ一応もう1度聞こう。
「なんで僕をマスターって呼ぶのか教えてくれる?」
「昨日マスターが私を封印していた本から解放して契約してくれたからマスターってよぶの」
「契約?した覚えがないけど…ってもしかして解放と同時におこなわれた?」
「うん、一緒に発動した」
「じゃぁ君はあの本に書かれていた短剣なの?」
「そうだよ〜、あと君じゃない私にはミーシェって名前があるからミーシェって呼んで」
「分かったミーシェ、じゃぁ僕の事もマスターって呼ばないで」
「じゃぁなんて呼べば?」
「好きな呼び方でいいよ」
「じゃぁ、パパ」
「却下」
「ご主人様」
「駄目」
「にぃ…い?」
「うっ…、悪かった僕のことはぶるって呼んで」
「わかった、そう呼ぶ」
「それはそうと服を着てほしい」
「ふ…く?」
「知らないふりしないの、ミーシェの格好アウトだから着てね」
「わかった…、着替えるから外にいて」
僕が外に出てから数分後
「入ってきていいよ」
部屋に入っての僕の第一声が
「か、かわいい!」
「えへへ、でもあんまりジロジロ見ないで…ね?」
「う、うん」
この子可愛すぎる!何この可愛い生き物!可愛さの塊だよ!恥ずかしがっている仕草もすごく可愛い!
「そうだ、ぶる〜」
「ん?」
「時間だいじょうぶ?」
「時間…?あっ、早く行かないと間に合わないね」
「なら早く行こ?」
「ミーシェは待ってるの?」
「私は精霊だから」
そう言ったミーシェは丸い光になって僕の中に入った、不意に腰に重みを感じたので見てみるとチェーンで繋がれた二振りの短剣が装備されていた。頭の中にミーシェの声が聞こえる
『私はこれでついて行くからだいじょうぶ』
そうゆう事ね、これが念話ってやつね、よし!行こう!
僕は集合場所である正門へと走り出した
ああああああミーシェかわいいいいいい(気絶)