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初夢(200文字小説)

作者: 高千穂 絵麻

200文字小説です。

「あけましておめでとう」


 はいはい。


「今年もよろしくお願いするね」


 うんうん。


「キスしていい?」


 よせよ。


「じゃあ、初詣日の出前に行きたいな」


 それはいいね。


「外、寒いかな」


 暖かくしていけばいいよ。


「あなたと一緒にいられて嬉しい」


 僕もだよ。



 正月。毎年枕元には昔の携帯を置いている。

 事故で亡くなる直前、正月のボイスメールが入った携帯だ。


 寝る前にそれを聴く。毎年の恒例行事。


「あなた、また夢枕に立ってくださいね」

本年もよろしくお願いします。

今年の傾向はこんな感じなのかなあ(^_^;)

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― 新着の感想 ―
[良い点] これはすごい! よくこんなのをいくつも思いつきますね……。 どれもこれも面白い。
[一言] 読ませていただきました。 枕元に携帯を置くというところに相手への愛を感じます。 良い話ですね。
感想一覧
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