はじまり
ある日の夕方ー
駅から徒歩5分の商店街の裏道にある寂れたゲームショップからとある少年が出てきた。
少年は新作ゲームソフト「ライフ」を買った。
RPGのようだがシリーズものではなくどういった内容なのか分かっていなかった。
しかもCMや雑誌でも見かけたことがないようなソフトだった。
たまたまゲームショップで見つけて買ってみた、それだけのことだ。
「あ~はやく家に帰りたいな。」
そういって少年は急ぎ足で家を目指した。
「あぶなーい!」
どこからかそんな叫び声が聞こえた。
叫び声はどうも自分の方へ向けられていたようだが、自分には関係ないだろうと思った。
だって自分には危ない要素なんてないじゃないか。
ちゃんと横断歩道を信号を守って渡ってるし飲酒運転の車が突っ込んでこない限り危なくはない、そう思っていた。
「うるさいな。 誰に向かって言ってんだよ。 これで右をぱっと見たら車突っ込んできた、なんてことになったら笑えるけど。」
そう言いながら少年は右を見た。
右から赤い乗用車が突っ込んできた。
運転手の顔が赤い。
「こんな時間に酒飲んでるとか、ああいう大人になりたくねぇな。」
そう言うや否や、少年は車に突き飛ばされた。
少年は宙をまった。
「あはは・・・笑えねぇや。」
ファイルをセンタクしてください。
→ファイル1
ファイル2
ファイル3
「ファイル1だな。」
ナマエをニュウリョクしてください。
「マコトっと。」
ありがとうございました。
それではお楽しみください。
少年は目を覚ました。
「ん? なんだ?俺の家の天井こんなんだったっけか?」
少年は辺りを見回した。
「そういえば俺車に轢かれてたんだった。 ここは病院かどっかか? いや、病院というより民家だな。」
少年は布団から出た。
「 あれ? 事故った割には体なんともねぇな。 とりあえずこの家の人に会いに行くか。」
少年は部屋を出た。
部屋の外には小さな村の風景が広がっていた。
「あれ? 部屋一つだけ?」
改めて部屋を見回す。
部屋にはキッチンやタンスがあった。
「ワンルームっぽいな。 ってことは家の人いないのか・・・」
少年はもう一度外に出て深呼吸をした。
「いや~しかし、こういう村の空気は清々しいな。 俺の町と違って。」
そしてコンマ一秒ほどで我にかえった。
「ここどこだよ。」