設定集その1 基礎職 戦士編
基礎職とは下級職に転職する際に条件がなく、規定レベルに達すると神殿で上位職に変更できる職種である。
下級職から中級職にはレベル15が必要。
中級職から上級職にはレベル30が必要。
対して特別職とはそれぞれの条件を満たすことで神殿で転職が可能な職種である。
特別職の中にも上位職が存在する場合もある。
例1 レンジャーの場合、天職が盗賊の状態で迷宮に100回入ると変更可能。
例2 きこりの場合、毎日一回木を切り倒すことを300回行うと変更可能。
例3 剣帝の場合、剣士のレベルを最大の60まで上げる。また剣士の中級職、上級職、全てを最大のレベルまで上げきることで変更可能。
BPはそれぞれの職業に応じて付与されるが、そのポイントの割り振りは自動で行われる。
戦闘系の下級職業の場合、主なポイントの割り振り先はステータスとなるが、その割合は職業によって変わる。
スキルにポイントが割り振られる場合でも、どのスキルを獲得するかはその職業とレベルが上がるまでの経験、そして運によって決まる。
注釈1 BPを得ない非戦闘系の職業は多く存在する。
《下級基礎職》
【戦士】
主なポイント割り振り先はHP、SP、筋力が中心になり、その高いステータスを活かした肉弾戦を得意とする。
様々な武器系スキルを習得しやすいが、上級職になると特化型も出現。
魔法関係に関しては上級職に到達しても壊滅的である。
スキルは主に武器系スキルに割り振られることが多いが、稀にHP回復速度上昇やSP回復速度上昇などのスキルを得ることもある。
《ステータス割り振り可能性》
【HP】◯
【MP】×
【SP】◯
【筋力】◎
【器用】△
【敏捷】△
【頑強】△
【魔力】×
《スキル割り振り可能性》
両手剣◯
片手剣△
斧◎
槍◎
斧槍◎
槌◎
最大HP成長強化×
最大SP成長強化×
最大筋力成長強化×
HP回復速度上昇△
SP回復速度上昇△
疲労耐性△
《BP基準値》
レベル1〜5=1
レベル6〜10=2
レベル11〜15=3
レベル16〜20=4
以後レベル5ごとにBP1ずつ追加。
(戦士の最大レベルは60)
《成長力》(BP1消費時のステータス上昇値)
【HP】5
【MP】0
【SP】5
【筋力】1
【器用】1
【敏捷】1
【頑強】1
【魔力】0
《戦士派生中級基礎職》(最大レベル80)
《BP基準値》(重戦士の場合)
レベル1〜5=2
レベル6〜10=4
レベル11〜15=6
レベル16〜20=8
《成長力》(BP1消費時のステータス上昇値)
【HP】8
【MP】0
【SP】8
【筋力】2
【器用】1
【敏捷】1
【頑強】2
【魔力】0
【重戦士】
戦士の正統上位職ともいえる重戦士。
圧倒的な筋力とSPで様々な武器を扱い、複数の敵を一度に薙ぎ倒す。
【狂戦士】
怒りを力に変える、スキル【狂化】を習得。
【狂化】を使った時には絶大な力を発揮するが、敵と味方の区別がつかなくなるという特性も併せ持つ。
一匹狼向きの職業といえる。
【ランサー】
戦士から槍を扱うことに特化した天職である。
攻撃時の精度を上げる『器用』にもステータスが割り当てられやすい傾向を持つ。
【傭兵】
戦士という筋力の高さを持ちながら、スキル面で敵の居場所を発見しやすい【気配察知】や【危険察知】などを習得可能。
ステータスもMP、魔力以外は平均化されやすい。
森の中などの死角が多い場所でこそ、その能力を活かしやすい。
《重戦士派生上級職》(最大レベル100)
《BP基準値》(バトルマスターの場合)
レベル1〜5=3
レベル6〜10=6
レベル11〜15=9
レベル16〜20=12
《成長力》(BP1消費時のステータス上昇値)
【HP】9
【MP】0
【SP】11
【筋力】3
【器用】2
【敏捷】1
【頑強】2
【魔力】0
【バトルマスター】
臨機応変に武器を扱い、その多様な戦闘方法から何通りもの戦術を生み出す戦闘の申し子。
〈固有スキル〉
複数の武器を携帯出来るスキル【武器庫】を習得。
〈アビリティ〉
SPに◯補正あり。
筋力に◯補正あり。
全ての武器系スキルに◯補正あり。
【破壊王】
槌系のスキルに特化した天職である。
その槌は岩を軽々と砕き、大地を二つに割るほど破壊力を誇る。
また、武技の多くが溜めを使うことで威力が増す性質を持つ。
〈固有スキル〉
武技使用時に一度だけ威力を上乗せ出来るスキル【一撃必殺】を習得。
〈アビリティ〉
筋力に◎補正あり。
槌系スキルに◎補正あり。
【ドラゴンハント】
斧系スキルに特化した天職である。
一撃でドラゴンの首を落とすほどの威力を持つ。
〈固有スキル〉
ドラゴン系の敵に対して攻撃力が大幅に上がるスキル【竜狩り】を習得。
〈アビリティ〉
筋力に◎補正あり。
SPに△補正あり。
斧系スキルに◎補正あり。
【天賦の才】
斧槍系のスキルに特化した天職である。
巨大な斧槍を自在に操り、魔物だろうが人だろうが全てを薙ぎ倒す。
〈固有スキル〉
自身よりも強い相手と戦うことで、BPを消費せずにスキルを得る可能性がある【閃きの極致】を習得。
〈アビリティ〉
筋力に◯補正あり
斧槍系スキルに◎補正あり。
《狂戦士派生上級職基礎職》
【カオスソルジャー】
より狂化に特化した天職であり、この者の前に立ちはだかる者は肉親であろうとも瞬時に肉塊に変わる。
〈固有スキル〉
ダメージを負うごとに攻撃力を増すが、それに合わせて自身の魂も怒りの牢獄に囚われてしまう【ダークソウル】を習得。
〈アビリティ〉
狂化時にSP、筋力、敏捷値が三倍となるが、自身に向けられた回復系の魔法、アイテム等は無効になる。
【争う者】
怒りに身を焦がしながらも、自身をコントロールする術を得た狂戦士。
相反する意思がこの者の反骨心を育て上げる。
〈固有スキル〉
自身よりもステータスが高い敵、又は数が多い敵と対峙した時に自身のステータスが上がる【叛逆の狼煙】を習得。
〈アビリティ〉
狂化時に敵味方の区別が可能になる。
《ランサー派生上級職基礎職》
【国士無双】
槍の扱いにおいては比肩する者がいない達人である。
その正確無比な突きは一撃で敵の急所を捉えることが可能。
〈固有スキル〉
スキルの効果範囲内に敵が入ることで、その弱点を瞬時に察知できる【絶対領域】を習得。
〈アビリティ〉
器用に◎補正あり。
槍系スキルに◎補正あり。
【スターランサー】
その突きは流星群のように美しく、恐ろしいほどの速さを持つ。
速さを極めた突きは、瞬きする間に敵の体に幾つもの穴を空けるだろう。
〈固有スキル〉
一定時間内に攻撃を当てると攻撃速度が増す【流麗の舞】を習得。
〈アビリティ〉
槍系スキルに◎補正あり。
突きの威力は半減するが、一度の突きの速度で三度の攻撃を可能にする。
《傭兵派生上級職基礎職》
【ダーティーウルフ】
その戦闘方法は泥臭く、勝つためには手段を選ばない。
だがその強さは折り紙つきで、どんな状況であっても勝利をもぎ取る術を持っている。
〈固有スキル〉
五感と呼ばれる全ての感覚が研ぎ澄まされる【野生の感覚】を習得。
〈アビリティ〉
魔力、MP以外のステータス全てに△補正あり。
全ての武器系スキルに△補正あり。
対象にダメージを与えると、24時間だけその対象の場所を把握することができる。
【傭兵王】
その強さは人を惹きつけ、この天職を授かった者は戦士たちの王となる運命を持つ。
多くの者たちを従えることでその真の力を発揮することになる。
〈固有スキル〉
自身を中心にして、効果範囲内に存在する味方の攻撃力を上げる【王の威厳】を習得。
〈アビリティ〉
戦闘規模が大きいほどHP、SP、筋力、器用の値が上がる。
【共鳴者】
戦を始めるのはいつも他人だった。
だがそんなことは関係などなかった……戦い、殺し、奪い合う。
それこそがこの世の全て。
他人が始めた戦に身を投じ続けることで、いつの間にか自身と同じように血の世界に魅了された者を嗅ぎ分ける力を得た。
〈固有スキル〉
自身に近しい力を持つ者を殺すと、一定確率でその相手の力の一部を習得する【強奪】を習得。
〈アビリティ〉
広範囲で強奪対象者を認識することができる。
強奪対象者相手にのみ攻撃力が1.5倍に増加。
注釈2 固有スキルについて
基礎職では上級職のみが固有スキルを習得。
特別職は固有スキルが存在する天職と存在しない天職がある。
固有スキルの解放は基本的にレベル30。
固有スキルは天職一つにつき基本的に一枠だが、稀にその基準を超える天職も存在する。
固有スキルは転職時に引き継がれるが、新たな天職がレベル30を越えることで再習得することができる。
転職等で枠が一つの天職が二つの固有スキルを得た場合、どちらかの固有スキルはランダムで自然消滅する。
注釈3 アビリティについて
最上位の天職にのみ発現する力。
アビリティは天職に付属する力なので、転職時には引き継がれない。
補正に関しては、ステータス割り振り可能性の上昇、成長力増加、スキル習得速度上昇、スキル割り振り可能性上昇、スキル獲得必要BPの低下となっている。
特に補正◎は絶大な効果を発揮する。