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エピローグ

「ありがとう、君のおかげで私は私になれた」

「いえ」

 彼女は私を見つめる、何かを考えているわけでは無さそうだ。

「仮面、外れましたよね」

 彼女が微笑む。


「そうだな……」

 私は心の中で深呼吸をしながらポケットにあるチケットを握りしめた。


 仮面を被らない生きかたは今までより過酷だろう。それを理解し支えてくれるのは彼女しかいないだろう。


 全ての私の共通点、それは彼女を特別視していた事だ。

 全ての私が彼女を求めている。



 これで私と彼女の友人としての物語は終わりを迎える。

 次に私と彼女がどのような関係で物語を始めるかはご想像にお任せしよう。

 ではそろそろ締めくくろう。心の中で深呼吸。


 私は彼女を見つめ返して言う

「好きだ、付き合ってくれないか?」

 天使が、彼女が最大級の微笑みを見せた。

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