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習作 △△と◯◯という人物のこと(題名不確定)

作者: 駄作社

僕の名前は××。◯◯歳。



とは言ってもそれは今日まで。


なぜなら、明日は待ちに待った誕生日だからだ。

今年の父のサプライズプレゼントはなんだろうかと今からでも楽しみだ。

ああ、一体なにがもらえるんだろう…?

楽しみで仕方が無い。



















side change


side△△


ああ、とうとう明日だ。今まで今日この日まで待ったことだろうか。

これで、あともうすこしで願いが叶うのだ。

この機会を与えてくれたことに感謝せねばな。

これからどうなるのだろうか。

楽しみで仕方が無い。




























side change

another side


ふう、これで始まる。私はここで傍観者に徹しておこう。

少しくらい介入してもいいかもしれないが、しすぎると楽しみが減ってしまうからな。

さて、実験を始めるとするか。

これはデリケートだからな。慎重に扱わなければならん。


























side change


side ◯◯


思えば、こんな短い人生の間にもいろいろなことがあった。

私は他の子と比べると早熟だったらしく、もはや同年代の子たちの遊びが幼稚に思えてきてしまい、一人で遊ぶことが多かった。

でも、さみしくはなかった。

他の人とちょっと違う所変わっている所を見つけてしまっていたからだ。

でも僕はそれをひた隠しにした。

なんとなくだけど、親に迷惑かけてしまいそうな気がしたからだ。

多分まだ誰にもばれてないと思う。

でも、なんやかんやで人付き合いの節度を学び、今では友人もだいぶ増えた。

こんな生活が続けばいい、そう願った。
































side change

another side



よし。数々の同じような仕事をこなしてきたが、これは五指にはいるくらいの最高の結果だな。

これは将来が楽しみだ。
































side change


side△△



とうとう体が薄れ始めたのを感じる。

無事にいけるのだろうか。行ったら何をしよう…


なぁに、今からでも早すぎやしないさ。

これから長いんだから。

本格的に"ここ"の俺が消えていく。

バイバイ、僕の人生(ぜんせ)。そして…


















side change


side◯◯





ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


頭が痛いいたいイタイ。



全く覚えのない記憶が脳の中に詰め込まれているかのような感覚。

頭が容量オーバーだとでも言って割れそうだ。


何でなんでナンデ?


ワカラナイ。


ボクハココデナニヲシテイタ?

コノキオクハダレノキオク?


…イヤ、ソモソモ、ボクッテダレ?



記憶(じんかく)が塗りつぶされて行くのが感じられる。

ああ、だんだんと自分が消えて行く…



必死で抵抗する。死ぬのは嫌だ。まだなんにもしてないのに!夢だってやりたいことだっていっぱいあるのに!




痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ痛いいたいイタイ



…もう、僕は、ダメ…だ…



そう思った途端、落ちて行く意識。

もう不思議と痛みは感じられなかった…


そして、僕の人生はここで終わった。



◯◯ side is the end but …





△△ side


こんにちは、新しい人生。



成功だ。

あまりの歓喜に打ち震える。

手を開いたり閉じたりしてみる。

そんな当たり前のことが出来るのさえ嬉しい。

これならうまくやっていけそうだな。


◯◯ side restart

























another side


ふふふふ、上手くいったようでなにより。

名前が△△から◯◯に変わったことについては勘弁してもらおう。せっかく特典までつけたのだから。


さて、今度の彼はどんなことをしてくれるのかな?



|"本来の未来"(げんさく)を知る者として…




another side is never end


















こうしてこの世界に、一人の「転生者」が生み出された。


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