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少女の出会い [中略]
薄暗く光る電灯は、暗い夜の道しるべ。ぽつぽつとあるそれらは、私達を少し照らしてくれている私達はその道をゆっくりと歩いていた.....この不思議な女性と。
先の事もあり、無言になってしまい、 そういう雰囲気が流れ始めた、しまったので。咄嗟に話題を切り出す事にした。
「あ、あの...」
「どうかした?」
「あ、え...とその、その持ってるのっ、て何ですか?」
我ながら可笑しな質問だ。
「ん?あ、これ。これはねー、仲間から貰ったんだよ、お裾分けにってね。」
「お裾分け...中身はなんですか?」
「ヒミツ。」
「えっ」
「じゃあ公園についたら教えてあげよう」
.....そうまで公園に行きたいのか?この人は...?じゃあ本命の...
「そ、そうですか、えっとじゃあ...その仮面は何故...?」
「それもヒミツ」
「.....」
「ふふ」
....今まであまり考えていなかったけど、もしかしなくても、私、誘拐されようとしているのではなかろうか?
.....すごく危ないのではないのか、この状況?