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【癒し】ほのぼの作品集

ボクの小さなプライド

作者: 菜須よつ葉

診察室の前の椅子で、座って順番を待つ。


扉の奥から聞こえてくる泣き声や叫び声。


順番を待つ、ボクの心はドキドキが溢れだしそう。


妹と受ける、予防接種と言う名の注射


ボクは、妹の手をギュッと握り大丈夫の意味を込める。


『お兄ちゃん、みんな泣いてるね』


妹はボクに話しかける。


「大丈夫だよ!兄ちゃんが手を繋いでてあげるから」


妹に伝えた。 でも、ボクも本当は怖いんだ。ボクが怖がったら妹は不安で泣き出しちゃうからボクは、我慢するんだ。


『お兄ちゃん、かっこいい』


と言ってくれる妹のために、ボクは妹の前では泣かないんだ。



注射なんて、ほんのちょっと痛いだけだもん。


ボクの心は、ドキドキが止まらない。でも、この事は内緒なんだ。


診察室の扉が開いて、泣きながら出てきた子を、見ないようにキュッと目を瞑った。




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― 新着の感想 ―
[一言] 読みやすくていいですね☆ 子供時代を思い出しました(^_^)
[一言] おにいちゃんの、小さいけど大きなプライド。意地は時としてカッコイイのです。 がんばれ、おにいちゃん。その後に控えてるであろう妹ちゃんもがんばれ~。 子供目線が描けて羨ましいなぁと思ったわたし…
[良い点] お兄ちゃん、カッコイイですね。 私も妹がいるので、非常に共感してしまいました。 非常〜に、良く分かります! [気になる点] 悪い意味ではなく、句読点を打つ位置が独特だなぁと思いました。 …
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