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第13話、心配事。

 クラス会議はそれはもうとんとん拍子に進んだ。

 異世界とはいえ、また学校に通えるという事は、高校生活の3分の2以上を日本に置き去りにする事になった3組に大きな希望を与えた。


 サトシは学校に行きたいといった後、ざわめくクラスメイト達に夕飯を食べながら今一度落ち着いて考えるよう言った。

 学校に行くのは大金がかかる。

 つまりクラスメイト達が神様にもらったお金もかなり消費する事になるだろう。

 その為に、この決断は俺たちの一生を左右する事になるとの事だった。


 だが、落ち着いて考えようとすればするほどに三組の夕食は盛り上がり、期待のこもった言葉が卓上を飛び交う。

 学校に行きたい、たったそれだけの提案だったが、盲点だったといわざるを得ないその発想は、よくよく考えれば3組にとってデメリットというものがまるで見当たらないほどの妙案だった。


 まだ何をするか決めきれていない者も多かったのだろう、真剣な面持ちで始まったクラス会議だったが、夕飯を食べ終わるころには皆の表情は明るく、期待に目を輝かせていた。


 結果、サトシの上げたこの案は満場一致で可決された。


 だが、サトシはこれを単なる夢や希望では終わらせなかった。


 採決を取ったのち、夕飯の間にクラス内で上がった疑問、その全てにサトシは答えを出した。

 学校の場所、入学方法、移動方法、所要時間など。

 サトシの頭の中には、既に学校のある王都に行くまでの計画が立てられてあった。

 それによれば、無駄遣いをしないと仮定したならば、全員が学校に入学し、卒業するまでの費用は今もっているお金で事足りるそうだ。


 そうして夕飯後の会議では、皆の中でも、学校に行くという希望はサトシの主導で一気に現実味を帯びたものになった。

 最終的には、出発日や、旅の間に必要となる物資の買出しの担当など、旅に関することのほぼ全てが決定されていったのだった。



 今思い返しても、あのときのサトシのリーダーシップの発揮振りといえばそれはもう目を見張るものだったといえる。

 俺自身、高校の行事ごとにも真面目に取り組んでいなかったせいで、今まで気付かなかっただけだったのかも知れないが、正直素直に感心させられた。

 サトシが言葉を発する度に、皆がその言葉に耳を傾け、そして賛同する。


 これがサトシの望んだカリスマの結果である可能性もある。

 神に与えられた不思議な力に操られているんじゃないだろうか、とも思える。

 しかし、あの場に於いて、冷静かつ客観的に会議を眺めていた俺には何も特別な力が働いたようには見えなかった。

 何故かというと、単純に言えば学校に行く、という案はまるで非の打ち所の無い案であり、皆が賛同するのも当たり前というのが一つ。

 もう一つは、それ以上にサトシの身振り手振りや、声の高さや抑揚、喋る時の、タイミング、話の切り口など、その一挙一動の全てが計算され尽くしたように自然であり、俺たちに安心感を与え、信頼させるものだったからだ。


 神様は単純に人の心を惹きつける力を与えるのではなく、人の心を引き付ける身のこなしや、話術をサトシに理解させたのではないかと俺は予想を立てる。


 まぁ、どちらにせよサトシのカリスマは俺たちを良い方向に導いてくれている。

 何より、この一週間であれだけの知識を見知らぬ土地で集めてくるのは相当に骨の折れる作業だったはずだ。

 それをクラスのために自ら引き受けてくれていたサトシにクラスメイトの皆も何度もお礼を言っていた。


 これからも、この皆で結束しなければいけない異世界という環境の中で、こうしてクラスメイト達が高校に通っていたころよりも友情や絆を深めていくんだろうな、と思うと何処か寂しい気持ちになり遠くの星々に目を向けてしまう。


向こうの世界では一生見る事の出来ない様な、まさに満点の星空。

世界に魔力に満ちているおかげで科学技術に頼る必要のなかったこの世界では、水、大気、大地そのどれもが汚染物質に汚される事なく純粋な存在として残っている。


おかげで、この世界の住民からすれば当たり前な光景だが、異世界人にとっては幻想的な光景が俺の心を慰めてくれる。



「ケイー、一緒にいこーぜー?」



ただ、そんな景色を一緒に見ているのがユウキだというのが少しばかりの不満ではある。

俺はおっさんと今日一日の仕事の愚痴を語り合いながら夕飯を食べた後、眠る夢魔亭に顔を出したユウキと連れ立って久しぶりにゆっくり話す為にカナートの町の中央広場まで来たのだ。


そこでユウキが上げてきた話題は、やはりと言うべきか、3組の王都出立の件だ。



「しつけーなぁ。お前は黙ってサクラ守ってろ。」



 そう、俺は学校に行かない事にしたのだ。

 理由としてはいくつかあるが、一番の要因は今の自分が弱すぎる事だ。

 あの会議から更に一週間。

 皆が少しずつ旅の用意を進めている間に、俺はせっせと町の外へ出て採集の依頼やら、町から出される町周辺の哨戒の依頼をせっせとこなしてきた。

 たまの獣や魔獣との遭遇も単体、もしくは数匹で出てきたはぐれのみ。


 ちなみに獣と魔獣の違いは魔核を有しているかどうかだそうだ。

 俺が二度目の森で戦った角付き狼は魔物だそうだ。

 尋常じゃないスピードが単なる異世界補正でなくて心底ほっとした。

 あれですら魔獣ではないといわれれば、いくら俺でも町に引きこもりたくなる。

 ウィンドウルフという魔獣で、その名の通り風属性の魔核を持ち、そのスピードを活かして獲物を狩るらしい。 


兎に角、依頼中に何度か魔獣達とも戦い、刀のおかげで何とか怪我もなく倒してこれたわけだが、数も少ないし大した魔獣でもなかった。

おっさんに言わせれば上出来らしいが、それでサクラを守れるかと言えばそうでもない。


今の俺ではサクラを守るどころかクラスの役にも立たないのだ。

最低でも神様に力をもらったユウキ達と張り合えるくらいには強くならないと話にならない。


だから俺は学校でぬくぬくと育つよりもここに残って冒険者としての依頼をこなしつつ力をつけることにした。

第一クラスメイトをここに連れてきた一因である俺に、クラスメイトに金を借りろというのは冗談でも勘弁してもらいたい。


なので、俺が力をつけて王都に戻るまでの間、俺の代わりにユウキにサクラを守れと言いつけたのだ。


と、言うあたりの話もしたのだがユウキはどうしても俺を連れて行きたいらしく、あれから会うたびに一緒に行こうと誘ってくるわけだ。



「お前だって俺が他人にサクラの事を頼むのがどんだけつれーかわかってんだろ?

それを圧してお前に頼んでんだからちょっとは大人しくしてろ。」



向こうの世界にいた頃の俺の唯一と言っていい取り柄が喧嘩だった。

だがこの世界に来てそれが180度反転した。

さっきも言った通りこの世界では俺は弱い。

ただ弱いだけじゃなく、いくらかのクラスの奴らよりも弱くなっている。


つまり、喧嘩の弱い俺じゃ務まらないから変わってくれと頼んだわけだ。

俺にしてみれば自分の存在価値が否定されたようなものだ。

だが、俺はそれを甘んじてサクラのそばにいることを許せない。



「そりゃケイが俺なんかに頼むのが悔しいのはわかるんだけどな、中学からのツレと離れてクラスに残るってのもなんかなーって。それに学校には行かないにしても王都に一緒に行くってのはいいんじゃないか?」



さすがにサクラが悲しむのを理解した上で俺が決断した事を配慮してか今更サクラについては何も言ってこない。



「これ以上俺に恥かかすんじゃねーよ。

それに俺だってお前らといたら無駄に遊んじまう。」



 こんな状態でクラスメイトと旅をしたりして、また醜態をさらしたらどうするってんだ。


そう言って俺は傍に寝かしてある刀に目をやる。

漆黒に覆われた鞘には銀糸が根を張るような模様を描き、今は納められているその刀身も暗く、月光を吸い込みそうな銀色をしている。

その刃が波打つ日本独特の製法がこの世界にもあったことには驚きだ。

もちろん柄の部分も黒と銀の布が巻いてある。

その二色に統一された三尺刀はいつ見ても綺麗だった。


いつもなら夕方までにできるだけの依頼をこなして、ちょうど仕事が終わるおっさんと合流してから眠る夢魔亭にて晩飯を食べる。

それからおっさんの家の庭で刀を振るっているのだ。


一緒に王都に行けばこうやってこいつらと無駄話に花を咲かせてしまうのは目に見えている。



「まぁ皆歓迎してくれるだろうし、あと一週間で気が変わったら一緒にいこーぜ!」



「かわんねーよ、バーカ。」



3組の旅立ちまではあと一週間だ。

 もし気が変わるとしたらその間に自分の実力が及第点レベルまで上がる事だが、まずないだろう。



「まぁいいけどよー。

ケイがこっちで修行してる間にもっと強くなってやるぜ!」



「ははっ、学校行った方が強くなれるって証明してくれりゃあ、学校でもどこでも行ってやるよ。」



「おう、みてろよ!

それにしても……、くぅーっ、異世界の魔法高校でハーレムっ!楽しみだぜ!」



ハーレム作るのは勝手だが桜の護衛の方気を配ってもらわないと困る。

なにせサクラはあの容姿だから異世界だろうが魔界だろうがモテること間違いなしだ。

こいつはちょっと怪しいし、筋違いとは分かっているがコトノにも頼まざるを得ないかもしれないな。



「んなこと言ってるようじゃ、すぐにお前くらい抜かしてやるよ。」



「うるせー、ケイだってこの世界の女を見て一度も股間が反応しなかったとは言わせねぇ!」



それに関しては否定しきれない。

この世界の人間は外国人のように目鼻立ちのくっきりした人が多いようで、日本人の俺たちからすれば美人揃いといっても過言ではない。

そして一般人でそれなのだから、美人の上位種ともなればその美しさはもはや魔を感じさせるレベルだ。



「イチオシは何と言ってもマリーさん!

あの美貌と、大人の包容力。今晩のおかずは、マリーさん、君に決めた!」



人妻じゃねーか。


 マリーさんの旦那さんは有名な金ランク冒険者でむちゃくちゃ強いらしいからな。

今は王都の方へ出稼ぎに行っているらしい。



「あんた達二人はこんな風情のある場所でゲスな話をして恥ずかしくないの?」



なんでこうタイミング良く出てくるもんかな?


高校の時から、コトノはこういう時に限って居合わせたような気がしてならない。



「ちゃんと真面目な話もしてるってば。

コトノもケイに学校来るように言ってやれよ。」



「あぁ、その話ね。」



 コトノはベンチの俺の隣に腰掛けて、風情のある場所とやらの噴水を眺める。

 確かに俺たちの住んでた町とは一風どころか色々とちがうこのファンタジックな世界は、ただ夜というだけで風情を感じさせる。



「まぁ良いんじゃない?

男の子が決めた事だし、サクラはサクラで納得はしてるんだしさ。

私がサクラに変な虫が近寄らないように見ててあげるから、早い事追いついてきなさいよ。」



ユウキには残念ながら援軍は得られなかったようだ。

駄々をこねるように文句を言っているが、コトノは本当に俺を止める気は無いらしく適当に流されている。

だが俺としてはわざわざ俺が言うまでもなく、コトノがサクラの護衛役を買って出るつもりでいてくれたことがありがたい。


出来ることなら俺からコトノには頼みたくなかったからな。



「ところでお前はなんでこんなとこ一人で来てんだ?

異世界の治安なんて信用できたもんじゃないぞ?」



町の中とはいえ、夜に女の子が一人で出歩くのはいささか不用心だろう。

サクラがいるとは言え、自分に惚れている女が悪漢の手にかかると言うのは気分が悪い。



「それはわかってるけど、私も一人で考え事をしたくなる時もあるのよ。」



そう言うコトノのは、やはり噴水を見ながらも寂しげな表情をしていた。



「ゲスな事とか?」



半ば上の空のようなコトノに絶妙なタイミングでユウキの空気を読まないツッコミが入る。



「そうそう、ゲスな事、って違うわよ!殺すわよ!」



思考の下半分ほどが感傷に浸っていて、ユウキのボケに対する突っ込みが遅れたようだ。

こんな風情のある場所で物騒な事を言うもんじゃない、とは言わない方が良いだろう。



「この世界に飛ばされてから悩み事ばっかりで、あんた達みたいに変なこと考えてる余裕なんてないのよ。」



それは本当にその通りだと思う。

 この世界に来てから早、二週間が経過しているが、三組のメンバーの様子は、ようやく現実を受け入れ始めたところというものだ。

そんな彼らは、昼間にはこの広場に姿を見せる事があるらしい。

俺も考える人の彫像が幾つも並べられているかのような光景を見たことがある。

皆それぞれ考えなければいけない事が山と積もっているんだろう。


その点、コレとやる事が決まっている俺はまだ幸せな部類だろう。

もちろん、三組の方もサトシのリーダーシップのおかげでポジティブに悩む事も出来るようにはなっているのだが。



「コトノが悩みだって?例えば?」



ユウキの問いにコトノは顎に手をやり唸っている。



「やっぱり悩みなんてねーんじゃん。」



「あるわよ!私の今の一番の悩みはね、ほら、さっきケイも言ってたじゃない、この世界の治安なんてーって。」



 まだ俺たちの身に何かが起こったわけではないが、少なくともこの町では警察は居ない。

 代わりに見回りの兵士は居るようだが、この時間帯になればやはりその数も少なくなっている。



「あぁ、言ったな。」



「せっかく皆一緒に拾った命だけど、こんな世界じゃ命の保証なんてないし、誰かが欠けちゃったらどうしよう、って。」



 コトノが言いたかったのはどうやらこの町だけではなく、この世界全体としてだったようだ。

俯き加減でそう答えたコトノの表情は伺えないが、実は心配性なこいつは、本当にクラスの安全に気が気じゃないんだろうなと察しがつく。



「らしくねーじゃねーか。」



だが、その本音を口に出すことは滅多になかったりもする。

 そのコトノがこんな事を言い出すとは、普段は物怖じする事のないコトノでも流石に不安が募っていたのだろう。



「全くだ。俺たちは神様に色々もらってんだから大丈夫だって。」



「確かにそうだけど、それだって鍛えなきゃ使い物にならないでしょ。」



 ユウキなら魔術の才能、コトノとサヤカは弓をもらったらしい。

 だが、ユウキの魔法の才能も、アニメや小説のように最初から何でもかんでも出来るモノではない。

 コトノとサヤカも弓の才能は自分で鍛えるモノだ、と貰った弓は自分と共に成長するタイプだそうだ。

 つまりそのどちらも今すぐに危険に鉢合わせて役に立つようなモノではないのだ。



「そうだな、もらい物の力を過信してコロッと死んじまうような事になるようじゃ駄目だ。」



「そうよ、でも鍛えるって言っても、そんな楽に強くなれるわけじゃないでしょ?

 冒険者だって、命のかかった依頼だからこそ、報酬も良いんだし。」



「要するに、過信しねーで鍛えるべきだが、その過程で死ぬかもしれないってことか。」



 コトノは俺の言葉に大きく頷く。



「ケイが中学校の時は喧嘩バカでむちゃくちゃ強かったっていうのは私も知ってるわ。

 でも、たぶんこの世界ではケンカに負けるって言う事は死ぬって言う事よ。」



 その言葉にユウキは黙り込む。

 長年の付き合いだから分かるが、コイツはバカではない。

 だからそんな事はとっくに気付いていただろうし、自分の力を過信しているわけでもないと思う。

 そんなコイツが珍しく黙り込んだのは、コトノを茶化して元気付けるよりも、真剣に話を聞いてやるべきだと思い至ったからだろう。



「つまり、よ。」



 そういいながらコトノは立ち上がり、この町で買ったのだろう、異世界製のショートパンツのおしりを叩き、俺を見下ろしてくる。



「アンタがサクラを守るために強くなろうとするのは良いわ。

 それでこそあたしが惚れた男の子だもの。」



「貴重なコトノさんのデレシーン。」



 暗くて目で見る事は出来ないが、おそらくコトノの頬は赤く染まっている事だろう。

 こうやって、俺とサクラの事を認めながらもストレートに気持ちを伝えてくるコトノのこういう所は、正直に言えば俺が好意を持つ部分でもある。

 ここに一瞬でいつも通りの態度に戻って茶々を入れてくるユウキが居なければ、もう少しロマンチックな展開もあっただろうに。



「るっさいわね!?兎に角、私達が学校に行ってる間にアンタが無茶ばっかりして、死んじゃうかも知れないのが一番心配なのよ!」



 腰に手を当て、仁王立ちで言い切ると『あたしはもう寝るわ!おやすみ!』といいながら足早に立ち去っていった。


 サクラと付き合いだしてから、短気も多少はマシにはなったが、何かあればまた無茶をしないとも言い切れない。

 出来るならば無茶を通せる力をつけて、こいつらが行くだろう学校に胸を張って行きたいが、この世界ではその力をつける為に無茶をしなければならないかも知れない。

 だが、少なくとも死んだりしてコトノやサクラを悲しませないようにはしようと思った。


 我武者羅に力をつけようと思っていた俺に、この世界での死の身近さを忠告してくれたコトノに感謝する気持ちだった。



「良い女じゃんか。え?」



「うるせぇって。」



 ニヤニヤと笑みを向けてくるユウキの肩を軽く小突いてから立ち上がり、俺たちも帰路に着いた。

難産でした。

10日もあけてしまい申し訳ないです。

コトノが自分好みのツンデレに仕上がってきて嬉しい限りですね。

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