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ハイテンションラブ

作者: kick

「先輩の事が、大好きです!!」

「・・・てか君だれ?」


きゃー!話しちゃった話しちゃった!!!

やっぱ人間努力よね。


「先輩!何かお手伝いできないですか?先輩の為なら何でもします!!」

「じゃ、パン買ってきて。」


きゃー!会話のキャッチボールしちゃった!!

おまけに私にお願い事だなんて、前進前進また前進!!


「先輩先輩先輩!!」

「・・・あのさ、申し訳ないからいうけど。」

「はい!なんでしょう!!」

「俺、君の事 まぁ別になんとも思ってないんだよね。後輩っていうか、友達っていうか。」


きゃー!!!友達に昇格したんだ!!私超幸せ!(涙)

このまま行ったら結婚しちゃうんじゃないの?!なんちゃってーーー!!


「先輩、今日お昼何食べますか?!」

「佐伯さん、あのね。」


きゃー!!名前呼んでもらっちゃった!!


「佐伯さん、聞いてくれる?」

「はい!何でも聞きます!!」

「僕の彼女が君の行動が嫌みたいなんだ。だから、止めてもらえないかな。」


・・・なによ。なんで最初から言わないのよ。

なんで今更言うのよ。

ずっと走ってきて、急に止まったら心臓に悪いんだよ。

ものすごく苦しいじゃない。ものすごく苦しいじゃない。


私、これでも女の子だから、女心がわかるのよ。

私の欠点はあなたの彼女の事を考えて、ごめんなさいって思っちゃう人の良さなのよ。

私、一生懸命だったけど、それは伝わってなかったのかなぁ。


「先輩!!!」

「ん?」

「ばーーーーーーーーか!!!!!」


そして私は超ダッシュ!苦しい心臓をもっと苦しくして、走りきったら思いっきり泣いてやる。

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― 新着の感想 ―
[一言] 私も物書きの端くれです。ハイテンションっぷりがよく出ていて良かったと思いますよ。登場人物はなかなか個性的だと思いますし。 何より、心の奥をふるわせる。素晴らしい目標だと思います。 がんばって…
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