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GLADIATOR  作者: 狩志生
第一章
6/10

第五話

「待てよ、親父(・・)

レッズがレガロさんに向かってそう言った。


「あぁん?なんだよ?俺のことか?」

「てめー以外に誰がいるんだよ」

レッズから殺気が出ている…


「ったく、何だってんだよぉ」

「うるせぇ…」

そう言ったと同時にレッズは攻撃態勢に入った。


「なんだ?俺を殺そうとしてんのか?やめとけ、ケガするだけだぞ」

「寝言は寝て言え、クソ親父ッ!!!」

レッズが殴りかかる。

しかしレガロはいとも簡単にかわし、レッズの腹に蹴りをいれる。


「グハッ!!!!」

レッズが10mほど吹っ飛ぶが体勢を立て直し、今度は飛び蹴りを繰り出すもまたかわされ、足をつかまれる。


「ったく、めんどくせぇやつだな」

レガロはそのままレッズを地面に叩きつける。


「クッ…まだだぁ!!!」

するとレッズの体がみるみる変わっていき、頭には尖った耳が、歯と爪は鋭く、尻尾が生えていて、まるで獣のようだった。


「なるほど…獣化(ビーストチェンジ)か…まぁ獣人と人間のハーフだからか当たり前か」

「オレはお前をゆるさねぇ…てめぇのせいでおふくろは死んだんだよ!!!!」

「ったく、てめーはなんも分かってねぇな。われはだなぁ…」

「言い訳は地獄で言えやぁ!!!!!」

またレッズが殴りかかるも片手で受け止められた。確実にさっきよりも速さも力も違うのにレガロは涼しい顔でいる。


「ちっとはこっちの話を聞けや」

「黙れ…!!!」

「聞かねぇっていうなら痛い目にあうぜ」

するとレガロも同じく獣の体に変わっていった。だがその姿は獣というより化け物に近かった。

「な、なんだよアレ…?!」

おれはその後は驚きのあまりに声が出なかった。


「はあぁぁぁぁぁ《獅子炎華》!!!!」

レガロは口から炎を吐いてレッズを焼き尽くした。


「うわあぁぁぁぁぁッ!!!!!」

レッズは重度の火傷を負うも殴りかかる。しかしレッズの体が元に戻っていき、意識を失った。


「じゃあな、クソガキ」

レガロは元の体に戻り、去って行った。

おれはすぐにレッズのもとに向かった。

レッズの体はボロボロであらゆる箇所にキズがあり、骨も何本か折れていた。


「レッズッ!!!!しっかりしろ!!今病院につれていってやるからな!」

おれはレッズをおぶり病院へと走った。




病院につくとすぐに手当てをしてもらい、なんとかレッズは助かった。



レッズの意識が戻ったのは次の日の朝だった。おれはユーナと一緒にお見舞いにいった。


「レッズ…大丈夫?」

ユーナが心配している。

「あぁなんとかな…」

「レッズ…」

「あーぁ、今のオレってすっげーダセぇな。自分からケンカ吹っかけといてこのザマだ…みんなには心配かけたりいろいろと迷惑だしよぉ…おまけに試験の前なのにこんな大怪我するしよぉ」

「甘ったれたこといってんじゃねーよ」

「!!!!!!!!!」

そこにはレガロの姿があった。

「ったく、そんなに悔しかったら俺をより強くなるために努力してみろよ。」

「クソ親父てめぇ!!!!!!」

やばいまた親子喧嘩がはじまる!!

そう思っていたおれだったが…


「まぁ今回はお前のことを少しは認めてやるよ。這い上がって来いよ」

そういってなにやら薬のようなものをレッズに投げた。


「なんだよ、コレ」

「そいつは万能薬だ。飲めば数秒で身体のケガや病気が治るぜ。それ飲んでさっさと特訓始めるっぞ」

「っち、わかったよ。さっさと特訓して、てめーを追い越してやんよ」

ゴックン…

「火傷が治ってる!!骨も何か前より丈夫な気がするぞ!!!」

その時のレッズはなんだか嬉しそうだった。


「よしアヴェン、レッズ行くぞ」

「っち、しゃあねーな」

「よっしゃぁー行くぞー!!!!!!」


こうしておれたちの特訓の日々が始まるのであった…





久しぶりの投稿です!

今回はどうでしたか?

というよりも今回も能力(アビリティ)

覚えませんでしたね…(^^;;

まぁあと2〜3回くらいしたら出るかな?

次からは特訓編になるのでお楽しみに(*^^*)

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