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GLADIATOR  作者: 狩志生
第一章
3/10

第二話

キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン。


授業終了のチャイムが鳴り、おれは荷物を整理しながらも試験のことで頭がいっぱいだった。

荷物の整理が終わり、カバンを肩に背負っておれは体育館へと向かった。体育館は校舎の隣にある。

ちなみにおれのクラスは校舎の3階にある。







体育館に着くとレッズとユーナが待っていた。


「おせーぞ、アヴェン」

「さぁ行くわよ」

「あぁ、頑張ろうな!!」


おれたちは体育館へと入った。中には、試験官の先生たちと生徒7人が座っていた。入り口でナンバープレートを受け取り、おれたちも空いていたイスに座った。


すると若干ハゲている先生が話し始めた。


「それでは、今年度第7回創造力測定試験を開始します。受験生の皆さまは、まず事前に用意してくださった書類を提出してください」


そうするとみんな立ち上がり、さっき話していたハゲている先生の横に座っている若い女の先生のところに書類を出しに行っていた。


「おれらも出しに行こうぜ」


レッズはそう言い書類を出しに行った。それに続いてユーナも出しに行き、おれも出しに行った。



全員が出し終えて座るとハゲている先生がまた話し始めた。


「続いて筆記テストに入ります。制限時間は40分です」


するとおれたちの前に机が現れ、問題用紙と解答用紙が配られた。




「では始めてください」


おれ以外のみんなはスラスラと解き始めたが、おれは全く手が動かない。ヤバいと思いながらも

問題が全然わからない。しかし幸いにもすべて選択問題だったので、直感ですべて書いていった。

適当にやっていたせいかあっという間に40分が過ぎた。



「それでは手を止めて解答用紙を前に回してください」


言われたまま自分の解答用紙を前に回した。


するとまたハゲている先生が話し始めた。


「次は実技テストを行います。次で終了となりますので終わった方から下校となります。なお試験結果は試験終了後、出口でお受け取りください。それでは番号が呼ばれた順に奥の部屋にきてください。ではまず1番の方、来てください」


そう言うと一番前に座っていた人が奥の部屋へと行く……続いて2番3番4番と奥の部屋へと行く。

おれのナンバープレートの番号は10番だからきっと最後だ。その後、8番9番と呼ばれ、レッズとユーナが奥の部屋へと行った。体育館にはおれだけになった……




「最後に10番の方、奥の部屋へどうぞ」


ようやく呼ばれて奥の部屋へと行くとそこには試験官一人と何やらヘルメットのようなものと筒が置いてあった。


「では試験内容を説明します。まずこの装置を頭に被ってください」


(このヘルメットのようなものは装置だったのか……)


そんな事を考えながらもヘルメットのような装置を頭に被った。意外とフィットした。


「では次にこちらの筒を手に持ってください」


指示通りに持ってみると案外重かった。その間に試験官の人が測定器のようなものを取り出した。


「それではテストを開始します。それを持ちながら何か思ってください」


急にそんなこと言われても困るな。まぁとりあえず能力アビリティを習得した自分について思い描いてみた。すると持っていた筒が黄金に光ったが一瞬にして消えた。


「これで試験は終了です。結果は出口で受け取ってください。なお結果はS、A+、A、B+、B、C+、Cの七段階評価となっておりますので最低評価でも気にしないでください。それではさようなら」


やっと試験が終わったかと思うと気がすごく楽になった。しかし油断は禁物だ。おれは結果が最悪じゃないように祈るだけだった。


出口に行くと試験官の人が結果をデータ化した用紙が入っている封筒をくれた。体育館を出るとレッズとユーナが待っててくれていた。


「どうだったか?」

「うーん、正直ビミョーってかんじ」

「早く結果を見ましょうよ」

「あぁ、そーだな。じゃぁ一斉に見せるぞ」

「せーの……」


バッ!!!みんなで一斉に開いた。レッズのを見ると《評価:A》と書いてあり、ユーナは《評価:B+》と書いてあった。二人ともすごいなと思いながら二人の顔を見るとすごく驚いた表情でこっちを見ていた。


「二人ともどうしたの?」


二人は返事を返さなかった。どうしたのかと自分の用紙をみるとそこには《評価:S》と書いてあったのであった……




今回はどうでしたか?アヴェンがまさかのSだったなんてねww

次回はやっと能力アビリティを習得します!

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