表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

わるいこと。

作者: えりん

私は気が立っていた。

「あなたは神を信じますか?」

「人は生まれながらにして・・・」

インチキもオカルトも大嫌い。

物心ついたときから私は普通の人とは違った。たとえば、普通の人には見えないものが見えてしまったり、ちょっとだけ、超能力みたいなものが使えたり。だから、インチキ超能力やインチキ霊能力者は嫌いなのだ。

私の能力に気づいた母は、幼い私をやれテレビだやれ雑誌だと引っ張りまわし、そこで出会った能力者たちが何の能力もない無能なインチキ野郎だと気づいてしまってから余計に。だから、インチキ超能力やインチキ霊能力者は嫌いなのだ。

「神は信じるものを救い、あ、ちょっとおねえさん!!」

「けっこうです」

私は目もあわせず拒否の意を伝えると歩くスピードをはやめ、交差点に突っ込む。これだけうじゃうじゃ人がいれば簡単にまけるだろう。

牛丼屋から出てきたわたしを追いかけずーっと神がどーのと説いてきた。

年頃の女ひとり、激安牛丼屋で昼食をとる私はそんなに神様を必要としているように見えたのだろうか。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ