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『最弱と言われるスライムたちの、スライムたちの革命にならない革命と反乱のためのスライムたちの会議』 ――変革しないスライムたちの話――

作者:南蛇井
スライムたちは、森のはずれのじめじめした洞窟に集まっていた。
彼らは「最弱」と呼ばれ続けてきた。
冒険者に踏まれ、干からび、素材にされ、スープにされる。

だから今夜、歴史的な会議が開かれた。
題して――「革命にならない革命と反乱のためのスライム会議」。

「我々はもう、踏まれないために立ち上がるのだ!」
「でも……立ち上がるって、どうやるの?」
「うーん……とりあえず、溶けながら考えよう」

洞窟の中には、ぴちゃぴちゃとやる気のない音だけが響いていた。
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