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4、からい玉ねぎも熱を加えりゃ甘いの大好きカツ丼……但し卵なし

※m(_ _)m 一話目から登場させておいて人参より先に出そうと考えたのに忘れてたわけじゃないんです(汗。自分や周囲の人が嫌いな食材を順に書き出したのは本来ここはゴボウになるはずでした。但し考え付いたレシピが具沢山になりそうなので、順番入れ替えてもいいかなと考え中です。

◆からい玉ねぎも熱を加えりゃ甘いの大好きカツ丼……但し卵なし




「臭いのきら~い……たすけて~!」


 今日も偏食怪人たちの横暴による助けを呼ぶ子供たちの悲鳴が聞こえる。


「がははははは!


 どうだ? 玉ねぎの匂い攻撃は!!」


「から~い、食べたくな~い!」


「涙が出る~!」


「しゃきしゃきもういやだ~!」


「玉ねぎやめて~!」


「せめて長ネギかワケギにして~!」


 ところが! 玉ねぎ両手に子供たちを追い回していた怪人の前に、颯爽と現れた頼もしい影。


「子供たちを虐めるな玉ねぎ怪人! 貴様の横暴はそこまでだ」


玉「またもや出やがったな~キッチン戦隊チョウミレンジャーのアジシオレッド!」


「炊飯ジャーで~す。よろしくね~!」


「お米くんです。初めまして」


赤「まずよく研いだお米を、炊飯ジャーにセットしておきます」


玉「なんだ、なんだ。食べる準備満々じゃねえか!」


「そこですかさず、米粉パン粉、登場!」


「サラダ油くんで~す」


赤「電子レンジ使用可能な容器に、米粉パン粉とサラダ油を入れてよく混ぜ混ぜと混ぜ込みます」


「お次はこの電子レンジに任せろ!」


赤「600wの電子レンジで1分加熱します」


電「一度取り出して、再度よく混ぜてから、さらにカリッときつね色になるまで追加で10秒づつ様子を見ながら加熱します」




※ワンポイント:カリッときつね色にならなければ600wで10秒ずつ追加で加熱する。




玉「ぺっ、ぺっ。なんだ、この! パン粉まみれにしやがって」


「途中でごめ~ん。コショウブラック見参!」


「お待たせしました。豚ロース肉くんで~す」


「片栗粉もよろしく!」


黒「豚ロース肉に、塩、こしょうをふり」


赤「片栗粉をまぶしてよく揉み込みます」


電「ここで、電子レンジできつね色にしたパン粉を、肉に押し付けながら平たくなるようにして付けていき、全体に衣をつけてあげます」


黒「 次に、耐熱容器などに厚手のキッチンペーパーなどを二重にしいて、豚肉をのせ、ふんわりとラップをして600Wで2分加熱します」


玉「何度来ようとも、今度こそ玉ねぎ怪人様に叶うモノか! 喰らえっ、どこまでむけばいいのかわからない玉ねぎの皮攻撃!」


「包丁くん、まな板とセットで参戦!」


 またもや! 綺麗に茶色い皮をむかれた玉ねぎが投げつけられた。


包「なんの。この包丁で細切りにしてやる!」


 芯と根っこの固い部分まで丁寧に切り取られ、次々と細切りされる玉ねぎ。


玉「おのれ~毎度毎度、またもや涙も出ないくらい手早く処理した上に、そんなに細かく切り分けやがって~」


「パパンがパンのフライパ~ンで~す」


「ダシノモトブルー、再登場!」


「初めまして~。ミリングリーンです! 料理酒も持参して来ました」


「シュガーホワイトも参戦!」


「ショウユゴールドも初参加。よろしく!」


フ「フライパンに細切した玉ねぎを入れます」


赤「水を150ccの半分くらい入れます」


青「出汁の素を入れます」


金「次に調味料は、酒、みりん、砂糖、醤油、の順に入れます」


白「玉ねぎを中火で煮込んでいきます」


緑「玉ねぎの色が透き通るくらい、しんなり柔らかくなるまで煮ます」


黒「水150ccの残り半分で片栗粉を溶いておき、水溶き片栗粉を混ぜます」


玉「やめろ~。そんなに出し汁がしみしみしたら、それだけでも充分美味くなるじゃないか~」


包「パン粉を付けて加熱した豚カツを、熱が通りやすくなるように2cm幅くらいに切り分けま~す」


赤「熱々のカツを扱う時は火傷しないように気を付けてね~」


青「切ったカツをフライパンの中の玉ねぎの上に並べて煮込んでいきます」


金「一度しっかり両面を3分ずつ程煮込みます」


フ「そのあとは、タレをかけながら煮込むか、ずっとフライパンのそばについていられない時は、ふたをして煮込んでください」


白「両面煮込んだら、さらに5分ほど煮込みます」


緑「さあ、ここまできたら後は仕上げだね。深めのお皿か丼を用意してね」


炊「最後にご飯を盛った器に、煮込んだ玉ねぎ、かつをのせれば完成です」


黒「※お好みで、七味トウガラシをちらしたり、三つ葉をのせてみてください」




※カツとじにする場合は、溶き卵の2/3を周囲に流し入れ、半熟になるまで加熱します。


※残りの卵を回すようにカツをとじる様にかけ加熱してカツとじにします。


※ワンポイント:最後にまわしかける溶き卵は、お好きな固さになるまで加熱してください。


※半熟で食べちゃダメな人はしっかり加熱してください。




「「「「「「「「「「「「「「「さあ、いざ実食!」」」」」」」」」」」」」」」


 子供たちは、玉ねぎは玉ねぎだしい? といいつつ、空腹に我慢できずにカツ丼を恐る恐る口にした。


「「「「「こ、これは……」」」」」


「「「「「……んまあ~い!」」」」」


「匂いが全然臭くない。熱を加えたことで玉ねぎが甘くなって、カツ丼のアクセントになってる」


「玉ねぎもっと食べたい!」


「むしろ玉ねぎないとカツ丼としてありえない」


「もっとちょうだい!」


「玉ねぎも料理しだいで食べれるんだね!」


「……長ネギやシラガネギでも美味しいと思う……」


玉「くっそう。キッチン戦隊チョウミレンジャー! 今回も中々上手に調理されてしまったが、次は敗けないからな! うわあ~ん、覚えてろよ~!」


赤&黒&青&緑&白&金「「「「「「玉ねぎ怪人、撃退! サポートレンジャーもありがとう!」」」」」」


「「「「「「「「「お役に立ててよかったです」」」」」」」」」


 こうして偏食怪人、玉ねぎ怪人を撃退したアジシオレッドたちだった。


 しかし偏食や喰わず嫌いの子供はまだまだいるぞ。


 子供たちの栄養と毎日何を作るか迷う主婦、主夫のためにも。

 

 戦えアジシオレッド!


 負けるなコショウブラック!


 跳べダシノモトブルー!


 進めミリングリーン!


 頑張れシュガーホワイト!


 走れショウユゴールド!


 人々が平穏に生活できる日を守るために、今日も戦えキッチン戦隊チョウミレンジャー!






     *****






青「今回の卵なしカツ丼の材料分量は以下です。紹介は自分ダシノモトブルーからです」




◆カツ丼(卵なし)材料分量 (1人分)

・豚ロース厚切り肉

 :100g

・塩、こしょう

 :少々

・片栗粉

 :小さじ1

・米粉パン粉

 :大さじ4

・サラダ油

 :大さじ1


  ↓↓↓↓↓

●豚カツ

 :1人分1枚

・玉ねぎ

 :1/4個

●酒、

 :大さじ1

・水

 :約50ml

●顆粒だしの素

 :小さじ1、

●みりん、

 :大さじ1

●砂糖

 :茶さじ3

●醤油

 :大さじ1

●●片栗粉:

 :小さじ1

●●水:

 :75cc

 :75cc

※酒、みりん、砂糖はそれぞれで代用可

※甘さや、ダシや醤油の加減は、味見して調節してね

※●の材料はめんつゆでも代用可

※●めんつゆ自体に出汁がベースとして使われている上に、醤油やみりんや砂糖などの調味料で整えられています

※:2倍濃縮タイプ、1:2.5

※::大さじ3(45ml)で水約110強

※:3倍濃縮タイプ、1:5

※::大さじ2(30ml)で水150ml

※:4倍濃縮タイプ、1:8

※::大さじ1(15ml)で水120ml


※七味唐辛子や、三つ葉はお好みで


・ごはん

 :どんぶり1杯(約200g程)


※卵とじにする場合

※卵:2個



◆道具

 :炊飯ジャーとご飯用しゃもじ、

  包丁、

  まな板、

  電子レンジ、

  耐熱容器、

  キッチンペーパー、

  サランラップ、

  計量器、

  計量スプーン各種、

  計量カップ、

  フライパン、

  調理用菜箸




青「毎回しつこいが、よいこのみんなは料理が終わったら、使った道具も綺麗に洗って仕舞ってくださいね。片付けるまでが料理なんです」


※参考文献よりコピペのため欄外。使用すみません。

◆玉ねぎの主な栄養素:

●ビタミンB6: たんぱく質の代謝に必要で、免疫系の維持に重要です。

●葉酸: 細胞の生成や修復に関与し、特に妊婦にとって重要です。

●パントテン酸: エネルギー代謝に関与します。

●ビタミンC: 抗酸化作用があり、免疫力を高めます。

●カリウム: 血圧を調整し、心臓の健康をサポートします。

●食物繊維: 消化を助け、腸内環境を整えます。

●硫化アリルやケルセチン: 血液サラサラ効果や高血圧予防に寄与します。

◆健康面:

:疲労回復やむくみ解消などの健康効果が期待できます。


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