トリップ
常に脳内麻薬に満たされている状態で生きたい。
現実から目を背け何かに熱中している間だけが幸せだ。だが脳内麻薬を得るためにも過程があって、 並の人よりは多くのコンテンツに触れてきた自信があるけど最近はそれすらも億劫になってしまっている。
中学生の頃は漠然とした不安なんかが可視化できていなかったおかげで、 悩みなんか人間関係から簡単に目を逸らすことができていたけど今はそうもいかなくなってしまった。
実はサブカルチャーの摂取以外にも脳内麻薬を出す方法を自分は知っている。でもそれは難易度があまりにも高く、 自分自身の最大の課題でもある。
人と関わりたい、 拒絶されるのを恐れるあまり積極性が年々薄れていくのを実感する。たまに勇気を出し話しがあう人に出会えたときや、 親切にされたときに二次元なんかを圧倒的に超越する多幸感を身を持って体感できる。
他人が人よりも気になって、 簡単に好きになって、 でもその思いに蓋をして年々それが膨張していってしまっている。