一人の夜。
日が短くなりあっという間に夜がくる。
一雨ごとに寒くなる。
仕事帰りに見たイチョウの木は黄色い葉をチラチラと散らしていた。
深夜、誰もいない部屋にパラパラと雨が窓に当たる音が響く。
寒々しい部屋で一人膝を抱えて座っていた。
こんな日は…
こんな夜は…
誰かに背中をさすって欲しくなる。
優しく名前を呼んでもらいたくなる。
一人の夜は寂しすぎて時々いたたまれなくなるんだ。
長い夜を一人で過ごすのはツラい。
でも、誰かに連絡するのは気が引ける。
…だって子どもみたいでしょう?
寂しい…って素直に言えない歳になってしまった。
可愛くないね、私。
貴方がここにいたらいいのにな。