展開が雑?でも"なろう"だからオッケーです!
ついに始まってしまいましたこの異世界転生、いや転移か?……まぁそれは置いといて、展開の雑さは……まぁ深夜テンションって事で許してください!なんでもしますから!(何ともするとは言ってない)
女神「起きなさい……起きなさい葵……」
葵「ん……ここは……どこだ?」
女神「貴方は異世界転生しました。」
葵「えぇ……(困惑)」
俺は市村葵、普通の高校生なんだが……どうやら俺は異世界転生してしまったらしい。何故だ……道に落ちていたなろう小説を読んだからか?いや関係ないか……
女神「いきなり異世界転生したと言われても分からないでしょうから、1から説明致しますと、あなたは昨日道端に落ちていた"なろう"という魔導書を読みましたね?」
葵「はい。……ってあれ魔導書なんですか?俺には普通のなろう小説にしか見えませんでしたが……」
女神「実はあの本はこの世界と貴方が元いた世界を繋ぐゲートなのです。」
葵「そんなモノが何故……」
女神「貴方を呼ぶためです。貴方にはこの世界でのモンスターと人間の戦争を止めて欲しいのです。ありがちな展開です。」
葵「はぇ~。まぁいいか。これまで退屈な人生だったしな。任せてください。異世界転生モノの小説が好きなんで、こういうの一度やってみたかったんですよ。」
女神「それは良かった。貴方は異世界転生モノの小説をよく読むのですね。ならこの先の展開も分かりますね?」
葵「もちろん。」
女神「なら話が早い、貴方には一つ特殊能力を渡しておきます。俗に言う"ちいと"です。」
女神「実は数年前に別の転生者達が、自分の能力が他人を支配できる事に気付き、"はーれむ"という物を作り、無害なモンスターを狩り続けています。おそらく戦争の原因はそこにあるのでしょう。貴方にはその能力を持つ転生者達にも対抗できる強力な能力を授けましょう。」
葵「別の転生者がそんな事を……あ、そういえば能力はどうやって確認出来るんですか?」
女神「貴方を現地に送ったと同時に、直接脳内に伝えます。口で説明するよりも早いですからね。では、さっそく貴方を現地に飛ばします。最初は近くの街を目指してください。頑張ってくださいね。」
女神様がそう言った瞬間、俺の足元に白い渦のようなものが現れ、そこに吸い込まれた。
次から主人公の能力が分かります。異世界転生に憧れるなろう読者がチート能力を貰ったんだから、やることは1つだよなぁ?と言いつつしっかり使命を果たすっていう「イキる主人公がイキる転生者を倒す」という……まぁ目には目をって話です。