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第4話

第四話

<妖怪の委員会の一員の話>

「皆様、ここに集まった理由はご存知でしょうか?」と天狗である委員長が会議室に集合した11人の委員に質問した。

老婆の犬神が足を上げてから言い出した。

「九尾狐と化狸のご結婚の件でございますか?」

「そうです」と即答。

「異類婚姻は禁ずることです。絶対禁止事項です。」と猫又である私が口をはさんだ。

委員長の意見は偏見で混血の子は非自然で、非常識なことなので、絶対に許さない行為だと思っているのがわかっている。

「正解です」と天狗のしゅうさんが言った。

彼が続いた。

「この場合、私たちはどうしますか?皆様は、ご存知でしょうか。私たちの掟に何が書かれていますか?」

全員が一気に

「死刑でございます」と同時に答えた。

「さてと、ご龍様を派遣しましょうか」

「さようでございます」と全員が再び言い出した。

「決定事項でございます!死刑を速やかに実行せよ!」

そして、私が立ち上がり、会議室の外で待機していた龍に目を向けました。

「もう行ってもいいですか?」と彼女は質問した。

「行け!」

彼女はその場を去った。


<雲母子の話>

飛鳥に久々に会ってから間もなく喧嘩になった。それがこのくそ山を去った理由の一つ。家族がもう限界。有頂天家族がある。兄妹は9人と私は長女である。飛鳥は三女。両親は成仏した。それ以来私に家族のビジネスが私に託された。いい子で500年も家主の役割を果たしたけど、300年前から降下した。長男の宗助そうすけが家主に引き継いだけど、100年くらい連絡取れず、飛鳥が代理の家主になった。


ちょっと落ち着いたら飛鳥が私のところへ来た。狐に戻った。狐のふるまいもして、鼻を私の口を入れようとした。


「なに?」と彼女が仔狐っぽい私と無理やり遊ぼうとした。

「やめて」

「ねえ、こっちに来いよ、ねえさま~」

「どこ?」

「展望台!」

「望遠鏡じゃなく?」

「どーでもいい、はやく来てよ!」

「まだ降っているよ。何も見えない。」

「見えるよ!ほら!!」と彼女は私の首の皮膚を噛んで私を無理やり移動された。

「はいはい」と展望台についた。

飛鳥が人間の姿に変身して、私もそうした。

裸のままで展望台にある望遠鏡から覗いて、とんでもないことを見た。

星ではなく、飛んでいる龍だった。

「これって?」と飛鳥に聞いた。

彼女は微笑みした。


<大田の話>

暖かいところに目を覚めた。陽太郎の嫁が俺を見守っていた。

「大田さん?目覚めた?大丈夫?よく眠れた?もう朝ですよ」と希子奥さんが言った。

体力が昨日より戻ったので、大丈夫になった。回復した。陽太良と希子奥さんのおかげで。

「うん。もう大丈夫。昨夜ありがとうございました。」と礼を言った。


陽太郎がリビングに入った。

「何か知っているの?」と俺が陽太郎に聞いた。

陽太郎が狸の肉球に携帯を持っていた。目に感情が溢れていた。

スマホじゃなかった、ガラケーだった。

「ぼく、調べてみたけど、やっぱり何も出ませんでした、兄貴」

「そっか」俺はスマホをアパートに置いてしまったんだ。

体力がやっと戻り、陽太郎の手からガラゲーを無言で奪った。

「なに?」と陽太郎は一瞬だけ、驚いて、口論した。俺は何も言わずガラケーをいじった。電話番号はなんだったっけ?委員会のやつ。くっそー。覚えられない。キララに聞かなきゃ・・・しまった・・・キララの電話番号は何?




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