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転生豆柴 ~助けた柴犬が自分のことを龍王だと話しかけてくるんだが~  作者: 玉葱惣酢
第一章 量子重力理論に基づく特異点結合
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第19話 ダンジョンマスター?が仲間になりました。

第一章 量子重力理論に基づく特異点結合

第19話 ダンジョンマスター?が仲間になりました。


『その渦はすべてを飲み込み破壊する!風魔術二乃型”竜巻“』


タクマの左腕が輝く!

強烈な風がやがて渦を巻き始め、竜巻となってジェネラルスライムを襲う。

そして、きりもみ状態に舞い上がり天井にたたきつけられたあと、地面に墜落した。


「おお!やるなタクマ!

よし、とどめの一撃だ!サンダーライトニング!」


徐々にジェネラルスライムは魔石へと姿を変えていった。


ふむ。

タクマの奴め、何やら不思議な魔法を使うな。

わしたちの世界の理とは違う発動条件のようじゃが、なかなかの威力の風魔法じゃったな。


タクマは自分の左手を見つめ、何やらブツブツ笑顔で話しかけておる。


まあ、よい。

わしは気づいておるぞ。


その魔石を奪おうと近づく影に・・・。


・・・グワシ!


わしのプリティな肉球で押さえつけてやったぞ。

何者だ?


『ぷるぷるぷる。や、やめてくれよう。僕は悪いスライムじゃないよう』


むむ。

どこかで聞いたような・・・

それ以上のツッコミはやめておけと、インストールされた知識がささやいてくるが・・・。

ドラク○?


何やら水色の球体スライムが、必死に懇願してきておる。


「なに、こっそり魔石を奪おうとしておった?」


『奪うっていうか、これ、もともと僕のものだし・・・。』


「お前のもの?

何を言っておる、討伐したわしらのものではないか?」


『そ、そうなんだけど。

元々は僕のものというか・・・

コレがないと非常に困るというか・・・』


「どういうことだ?そもそも、お前は何者だ?」


『ぼ、僕はダンジョンマスターなんだ。』


「ダンジョンマスターじゃと?」


『うっ、うん。僕は気が付いたらダンジョンマスターとしての役目を与えられていたみたいで・・・。』


「役目?」


『う、うん。よくわからないけど。

いつの間にかここに生まれて、だけど、生まれた瞬間からそういう役目があることだけは常に頭の中でささやかれていて。

で、そのお役目どおり、この場所にある豊富な魔素を使って、一所懸命ダンジョンを生成したり、モンスターを発生させたりしてたんだ。

そしたら、君たちが来て、せっかく苦労して作ったボスがあっという間にやられちゃって。』


「そ、そうか、それはなんだか悪いことをしたのう?」


わしは、踏みつけてた肉球を少し緩めてやった。

『ぷはー助かった。ありがとう!』


水色スライムはぷるぷる身体を震わせた。

ほう、なんだかかわいく見えてきたのう。


『おー!かわいいスライムだな!名前はなんていうんだ?』


『名前?僕には名前なんてないよ?』


『そうか、そうだなぁ。なら、スラミンなんてどうだろう』


『スラミン?なんだかギリギリな感じがするけどいい名前だね!』


『よし!今日からお前はスラミンだ!』


タクマがそういった瞬間、スラミンの身体が光りだした!


『わわわ、なに?なんだか光ってるし。そしてなんだかうれしい気持ちでいっぱいなんだけどー!』


なるほど。

また、名づけの儀が成立しているな。

そういえば、まだタクマのステータスを鑑定したことはなかったが、ほぼ間違いないじゃろう。

やはり、タクマには、あのスキル能力が半端なく強いようじゃ。


「タクマ。おぬしはどうやら強力なテイマースキルの持ち主のようじゃな」


初投稿作品です!温かい目で見守ってくださいませ。

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