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転生豆柴 ~助けた柴犬が自分のことを龍王だと話しかけてくるんだが~  作者: 玉葱惣酢
第一章 量子重力理論に基づく特異点結合
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第16話 ダンジョン見つけました

第一章 量子重力理論に基づく特異点結合

第16話 ダンジョン見つけました


◇琢磨◇◇


俺は小屋の中を確かめてみようと、小屋の中に入ってみた。

一瞬、世界がゆがんだ気がした。


・・・。

あれ?

なんだか薄暗く光る壁に囲まれた場所だ。

小屋の中ではないな?


どこだ、ここは?


部屋の大きさは10m四方くらいか。

正面奥に扉のようなものが見える。


後ろを向いても帰り道はないようだ。


どうする?

進むべきか?

救援を待つべきか?


うちの黒装束衆なら察知してくれるかな?

どうだろう?


しかし、これでは昔を思い出すな・・。

俺の先走りで、みんなに迷惑をかけてしまった幼き頃を。

あの時も、どこかよくわからない場所に閉じ込められてしまったんだっけ。

そして、助けに来てくれた兄貴が・・・。


しばらくその場で考えていると・・・。


目の前の空間が再び歪みだした!



◇◇マメノスケ◇◇


むっ、急にタクマが消えた!

この館の者たちも騒ぎ始めた。

わしはすぐに小屋に駆け寄る。

桜もついてきた。


「この小屋の中に入ったら消えたよな。」


『はい!龍王様。飛び込みますか?』


「よし!いくぞ!」


『はい!』


わしたちは小屋の中に飛び込んだ。

目の前が明るくなり空間がゆがんでいく。


・・・。

・・・。


徐々に、光が落ち着いてくると、淡い光を発光している壁に囲まれた空間に出た。


おっ、タクマがいた!

なんだか下を向いて落ち込んでいるようだが?


「おい!タクマー!」


『おー!マメタロウ!きてくれたのか!ありがとう!』


わしはタクマの顔に飛び込むとペロペロしてやった。

桜もペロペロしている。


『ははは!ありがとう!ちょっと昔のトラウマが蘇ってて、少し落ち込んでたんだ。』


「むむ、そうか。して、ここはどこなんじゃ?」


『俺にもわからないな?』


『龍王様!なんかここ、イビルデシア世界のダンジョンに似てません?』


「むっ、確かに!この淡く光る壁といい、魔素の構成がそっくりじゃな。するとここはさしずめ、ダンジョンの中のセーフティーゾーンか?」


『セーフティーゾーン?』


「うむ。スタート地点や、途中途中にもある、魔物が全く発生しない不思議エリアじゃ。」


『そうか、とりあえずは安全そうか・・。でも、ここから脱出しないとな。みんなが心配するだろうから。』


「そうだな。藤宮咲などはオロオロしておったぞ。」


『咲さんか。あの人は確かにしそうだな。悪いことしちゃったな。よし!一刻も早く脱出しよう!』


「ここがイビルデシア世界のダンジョンと一緒ならば、どこかに脱出エリアか、もしくは転送エリアがあるはずじゃ。おおくはボス部屋と呼ばれる部屋のなかにある。」


『ボス部屋か・・。ますますゲームの世界みたいだな。まあ、龍禅寺家の役割とか考えても、そういう世界が実在してもおかしくないってことはわかるけどな。』


「よし!わしが先導してやろう。桜はタクマの護衛を頼む。ついでにここがダンジョンならわしたちのレベル上げもできるかもな。」


『はい!わかりました、龍王様!』


こうして、わしたちはセーフティーゾーンの扉から出るのだった。


初投稿作品です!温かい目で見守ってくださいませ。

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