拡張!拡張!タイで手術して性別を男から女に変えたトランスジェンダーが女性のアレを作ったけど、作った後に必要になる大切な儀式!その名もダイレーション!!!
あ゛あ゛ぁ…どんどん人間がダメになって来てる…
このエッセイを書いている時点はお仕事をお休みして1ヶ月半。帰国してから1ヶ月弱。
動き回るのがまだしんどいので、必要な家事を簡単に済ませて、後はソファーの住人になっている今日この頃。皆さん如何お過ごしでしょうか?
期間限定ニート生活を送ってダメ人間に成り果てたゴリラ系トランスジェンダーです。
ソファーが快適すぎるお…。
さて、そろそろ本題にいきましょうかね!
近況報告ー!!!
最近なんとか30mmのダイレーターが入るようになって来ました!
1週間。
私がチキンハートだったからコレだけの期間がかかったのですが、なんの期間だったかと言うとダイレーションに使用するダイレーターのサイズアップをして、それに慣れるまでの期間でした。
ここでちょっと用語解説を。
ダイレーション…作った膣を塞がらないようにするメンテナンス。手術後は少しずつ大きいサイズに変えていって、作った膣を拡げる為の行為でもある。術後すぐの時は、せっかく治ってきた傷口を無理やり開く様な行為なので、結構痛い…(泣)
ダイレーター…ダイレーションに使用する凶悪な樹脂製の棒。別名『タイの恋人』。元ポークビッツ系の男性器を持ってた私にとっては凶器(狂気)にしか見えない。カッチカチやで。
そんな訳で、ダイレーションも少しだけ慣れて来ましたので、今回のお話はダイレーションについてです!
さて、まずダイレーションってどのくらいの頻度でするのか?と言う話なんですが、術後の期間で分けられます。また、手術した病院によっても方法が多少違います。(やってる事はほとんど同じなんですけどね)
大体どこの病院でも術後5日後くらいに抜糸とドレーン(血液や体液を抜くために刺さってた管)を外します。
その時に、術後膣が塞がらないように膣の中に詰めていた布も取り出します。
つまり、膣に詰めていた布が無くなるので膣が閉じちゃうんですよね。
と言う訳で、塞がらないようにダイレーションが始まります。
ここからは私の病院のやり方になります。
術後3ヶ月までは1日2〜3回、1時間/回のダイレーションを実施します。
そして、術後6ヶ月までは1日2回、1時間/回のダイレーション。
術後1年までは1日1回、1時間/回のダイレーション。
以降は週に1〜3回くらいのペースで、今後一生です。
やっぱり定期的に何かを入れないと閉じちゃうんですよね。
ピアスで出来た穴だと思って下さい。
ちなみに、私は皮膚を使ったからこの方法です。
もちろんS字結腸を使った場合も完全に閉じる事はないのですが、収縮しちゃうのでダイレーションは必須です。
私達の様に造膣をする手術をした人は皆、ダイレーションが必要になるのです。
…まぁおばあちゃんになったら膣を閉じても良いかもですけど…。
逆に膣を作らない人もいます。
その人達はダイレーションは不要です。だって、入れるところが無いし。
そもそもアセクシュアル(性的指向が無い)の人ならエッチしないと思いますから、作る意味あんまりないですしね。
(造膣は所詮は自己満足なんです)
なので、作るか作らないかは今後の生き方と相談して決めて下さいませ!
では次に、簡単にダイレーション方法の説明を。(あ、もちろん私の病院のやり方です)
最初に生理食塩水と消毒薬を混ぜ混ぜして作った消毒液で、膣と周辺を洗浄します。
※私はトイレでしてますw
膣の中まで消毒するために、針を付けていない注射器を使って、膣にその先端を入れて噴射!
膣の中にひんやりとした液体が入って来ますw
生理食塩水で薄めてますし、基本的にはあまり沁みません。
で、次はダイレーターの挿入です。
ダイレーターは事前にコンドームを被せて、その上からジェル(潤滑剤)を塗りたくります。
ジェルを塗らないと入りませんし、コンドームは膣の中を傷付けない為です。
そして、ベッドの上や床等の平らな所に寝転がって、足元に設置した鏡を見ながらダイレーターを膣に入れます。
この時、ベッドや床を汚さない様に、介護様の使い捨てベッドシートを使ってます。
正直、膣保有歴が数日〜1ヶ月の人間にとって、自分の膣の場所とか全然分かりませんからね…。
慣れるまでは鏡を見ないとどこに挿入すれば良いのか分からないんですよ。
ダイレーターを膣にゆっくりと入れて、奥まで挿入します。
どこまで入るのかは、病院で何cmの膣なのか教えられているので大丈夫ですよ。
まぁ最初は奥まで入れられなかったですけど…。
膣の形は人によって多少違います。
なので、その人に最適なルートがありますが、私の場合は最初は斜め後ろに向けて下から挿入して、1/4〜1/3くらい入れたら真っ直ぐ(背骨と平行)にして、奥までグググッと入れます。
最初は看護師さんがやってくれます。
…容赦なく。
…しかも笑顔でw
もちろん、悲鳴をあげました☆
で、挿入後は抜けない様に軽く固定するんですが、何故か私の病院では固定しなくてええよって言われましたw
緩んだら押し込めって感じ。
足を閉じて太ももで固定してましたけどね。
その状態で1時間です。
動けないので、スマホとかテレビ見てます。
ココで注意するのは、テレビでお笑い系はオススメしません。
爆笑すると下腹部に力が入って痛いめを見る事になります。
私は固定して無いので、爆笑してダイレーターが膣から飛び出しました。『スポンッ!』って。
結構勢い良く出たので痛かったです。
固定してたらダイレーターをギュッと締め付けて痛いんじゃないかな?
ダイレーターは作った膣を固定させるため・押し広げるために、樹脂製でカチカチです。
柔らかさは一切ありません。
なので、動けないし締め付けると痛いです。
そんな風に1時間経過すると、ダイレーターを抜きましょう。
抜く時もなるべくゆっくりと。
特に術後間もない時は、膣の内壁がまだ身体に完全に固定されていないので、勢いよく抜くと、膣の内壁が剥がれちゃいますよ?
また、2時間以上はダイレーションしない方が良いです。
入れっぱなしにしておくと、ダイレーターの形に膣が固まっちゃって、抜く時に痛いです。
時間を長くするよりも、回数を増やす事がダイレーションで膣を拡げるコツだそうです。
なので、時間が無い時は少しの時間でもダイレーションして、回数を重ねる方を重視してください。
で、終わると膣を軽く洗浄して完了です。
私の病院では、消毒液を使わなくても良いと言われました。
ガモンだと消毒液を使って、その後に塗り薬を塗るみたいなことを聞きましたけど。
私の病院のやり方は、比較的楽ちんです。
で、最後にナプキンを付けたショーツをはいて完了です。
ナプキン付けないと、膣の中に残った洗浄液やジェルがショーツにべったり着きますからね。
ダイレーション、想像以上に消耗品が多くて、しかも消耗品が意外と高い。
術後の資金はかなり余裕を持った方が良いですね。
さて、コレがダイレーションの基本的な方法なんですが、病院によっては挿入した状態でダイレーターをグリグリと膣を拡げる様に回す『ダイナミックダイレーション』なる方法もあるそうです。
ええ、スポーンクリニックの方法ですね。
想像しただけで白目になりそうなのですが、スポーンさんところはかなり評判の良い病院ですので、まぁそれに耐えられるだけの術式をしているんだと思います(震え声)
(私にとって)恐い話は置いといて、肝心のサイズアップについてお話しましょう。
術後3ヶ月くらいで大体膣が固定されてきます。
なので、それまでにダイレーターを大きくしないといけません。
ダイレーターは病院によってサイズが色々あります。
私の病院の場合は2本でした。
ただ、本来反転法の人は大きい方を1本だけだったみたいなんですが、何故か2本くれました。
…多分、膣が狭かったからかも…(白目)
S字結腸の人は2本です。
確か、ガモンさんは6本かな?
私の持ってるダイレーターは、小さい方は根元が直径30mmで、先に行くにつれて細くなって行く(10mm×20mm)マイナスドライバーみたいな形のモノと、大きく方は根元から先端まで30mmのモノです。
もちろん、先端はどちらも先端は丸くなってますよ?
ちなみに、今のガモンでは以下のサイズになっています。
#0:直径17.5mm
#1:直径20mm
#2:直径22.5mm
#3:直径25mm
#4:直径27.5mm
#5:直径30mm
以前は#6があったそうです。直径33mmくらい?らしいです。
なので、今なんとかガモンで言う所の最終サイズ(#5)に到達したようですね。
…ちなみに、スポーンさんの所は3本あります。
S:26mm
M:32mm
L:34mm
基本的にMサイズから始めるみたい?
…てか、Lサイズってヤバくない?
スポーンさん所は更にコレをグリグリと回りますからね…。
とは言え、ダイレーションが大変そうなんですが、その代わりにスポーンさんとこは通常のSRSよりも更に神経を残して手術しているので、純女さんよりも感度が良いみたいな話を聞きます。
深さも17cmとかある人もいるそうですし。
外国の人の男性のアレも入れれるハイスペックなんですけどねー。
まぁスポーンさんとこは置いといて、このサイズアップですが、マジでキツい。
やっと細い方に慣れてきて、ある程度すんなり入るし痛みもマシになったなぁって時に、もう一度痛いダイレーションするんですよー。
しかも全然奥に入って行かない。
手順としては最初に細い方を15〜30分ほど入れて、その細いサイズまで拡げておいて、その後に太い方を挿入!
とは言え、全然入ってかないし痛いし…。
細い方では13〜14cmの長さが入ってたのに、太い方の最初の時は7cmくらいで入らなくなって心が折れました。
いや、1時間くらい粘ってみたんですけど、全然奥に進まないのよ…。
で、次の日からは細い方を使って『ダイナミックダイレーション』をやってみて、少し拡げる感じ?を繰り返して、少しずつ奥まで挿入出来るようになった感じです。
とは言え、今も12〜13cmしか入らないので、まだまだ頑張る所存。
てか、皆、どの場所から長さを測定してるの?
その場所次第で、1cmくらい誤差出そうなんやけど?
まぁそこは置いといて、サイズアップって、今までの太さから更に拡げるから、めちゃくちゃ痛いんですよね。
でも、それをしないと本物の男性のアレを入れられない…。
むー…後1回くらいはサイズアップした方がええのかな?
そもそもそんなサイズで、かつ、硬めのダイレーターを売ってるのか心配な所。
大人のおもちゃ(デ○ルドー)はシリコンゴムで出来てるから、最初の3ヶ月は使えないんです。
ある程度膣のサイズが固定されないといけないから。
だから、硬いダイレーターが必要なんですよね。
…まぁ硬そうなのもありますけど、アレ、デコボコしてません?
あんなの挿入したら血だらけになるわ!
あと、中にはダイレーション全然よゆーよ!って人もいるんです。
まぁ術式の違いも関係あると思います。
反転法は皮膚を使うけど、S字結腸法は腸を使うので、皮膚よりも伸縮しやすく、ダイレーションも比較的痛くないと言われてます。
※スポーンさんは皮膚を使うのでたぶん痛いですよ。
でも、反転法でも痛くないと言う人もいれば、S字結腸法でもめちゃくちゃ痛いと言う人もいます。
そこで、私の勝手な想像と言うか推測なんですけど、この違いってその人の骨盤の広さが関係してるんじゃないかな?と思ったり。
男性の場合は女性に比べて骨盤が狭いので、拡がるスペースに限界があるんですよね。
でも、男性の中でも骨盤の広さは差があります。
つまり、拡げるためのスペースの余裕に違いがあるのかな?と。
もちろん、皮膚を急に伸ばすのは痛みがありますが、スペースが狭いとそこを無理やり拡げるのにも力が必要ですし、押し退けるのに痛みを感じるのも仕方ないのかな?と。
そもそも、純女さんも安産型とか言う骨盤の広い人もいると思います。
純女さんでも、太いのが痛いって言う人もいますし、余裕って人もいます。
まぁ経験回数も関係すると思いますけど。
でも、それを考えると骨盤の広さが膣の広さに多少は関係してるんじゃないかな?と思うんですよ。
だから、純女さんにとっても、男性のアレのサイズは大きければ大きいほど良いなんてのは関係ないんですよね。
てか、それを勘違いした男が多い気がします。
Twitterで裏垢作ってた時に大きさ・太さを凄い自慢してる人いました。
逆に、小さいサイズで自信なさげな人もいましたし。
…そもそも、男性のアレが太いのがアカンのちゃうん?
もっと私の膣に合う慎ましいサイズにならなかったもんか?
てか、その人にあったサイズが一番気持ち良いし、そもそも好きな人のならばサイズなんてそんなに関係ねぇ。
…ちょっと熱くなっちゃったw
もちろん身体の相性があると聞いた事がありますが、アレを受け入れる許容範囲と骨盤の広さって関係しそうです。
誰か調べてる人いないかな?
あ、このエッセイを読んで下さってる男性の皆さん。
くれぐれも大人の動画を鵜呑みにしない様に!
純女さんも最初の方は膣が広くないからめっちゃ痛いそうですし、その人にとって気持ちいい場所は違います。
デカけりゃ良いとか激しければ良いとかは勘違いです。
真偽は分からないですけど、女性の半数以上は演技してるって聞きますからね?
女性の優しさですよ?
相手とコミュニケーションを取りながら、一番気持ち良くなれる方法を探して下さいませ。
そして、造膣ありMtF(異性愛者他)の皆さん!
好きな人がBIGサイズだった時のために、どのサイズでも受け入れられる様な膣の広さを手に入れるべく、お互い頑張りましょう!
と言う訳で、今回はここまで!
駄文すみませんでした。
あくまでもご参考までに。
では、また機会があったら何か書いてみます。
ご拝読ありがとうございました。




