【第4話】アトリエ棟 2
じゃぁあれをやらないとね
「私がっ...
「アラボアラボアラボ学院」
私が唱えたかったのに!!竜也がそう唱えると竜也のアートキーが光りだした。
その光は竜也の前で渦を巻きながら四角い鏡となった。
「学院長、学院長。美代と竜也です。」
そう呼びかけると鏡が光って学院長が映し出された。
これはアラボ学園との通信機にもなる優れもの!アラボ学院じゃなくてもいろんなところと繋がるよ。
「美代、竜也。無事に着いたようですね。そこは2人の部屋かしら??」
学院長の質問に竜也が首をふり
「無事に着きました、寮長の寺本みずきさんも良い人です。ここは僕たち2人のアトリエです。」
「そう、ところで美代はどこに居るのかしら??」
「もー!院長!私はここですよ、竜也が唱えたから竜也より背の低い私には...」
平均身長の私だけど竜也は平均より高いから。
「そうだったの。2人共 元気そうでなりよりだわ。また何かあったら連絡を下さいね。学院で問題が起きたらその時も連絡するわ。」
そう言うと鏡が消えていった。
「よし、報告も終わったし買い物に行こう!」
竜也がいきなり言い出した。
「でも荷物を整理した方が良いよぉ~作品とか結構持ってきたし」
もしも課題の提出が遅れることがあった時の代理品としてね
「人間界を探検した方が良いだろう。良い絵の具の元が手に入るかも、行こっ。」
私たちの『アートキー』は人の気持ちを集めて絵の具を作る。下手したらその人がおかしくなるから魔界で練習をしてから人間界に降りる。人間界で楽しみにしていた1つだし。
「うん!行こう。」
「よしっ!出発だぁ~~~!!」
引き続きの投稿です、2人はこれから街に買い物に行きます。次回もよろしくおねがいします。