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希来桜



「お前のせいで完全に遅刻なのだが...」


「もぉ〜往生際が悪いな〜」



時刻は10:30、現在適当に降りた駅の近くにあったファミレスでパフェを少女にあげて事情聴取をしている



「で、なんで泣いてたんだ?」



「...まずは自己紹介して」


「はいはい俺は天城 海斗、で?何でだ?」



「海斗ね♪覚えた!それで海斗、この後何しよっか♪」


「お前から事情を聞いて然るべき対処をして学校に行く、以上だ」



「うぇーーーん!!」


「やめんか!」



小学校6年生のこの女の子、澄乃 希来桜はすぐに泣いて周囲の視線をこちらに集める


社会的に精神的ダメージを追わせるというゲーム内のモンスターならかなり厄介な奴である


そして現実世界だともっと厄介である



「分かったわかった!今日はお前のために使ってやる!だが今日だけだ、いいな!」


「海斗何それ?ツンデレ?」


「違うわ!!」





俺達は店員さんに凄く冷たい目線を送られながら強制的に繋がれた手でお店を後にした、ていうか兄妹だと勘違いしてくれるその奇跡は起きないのだろうか


「あ、ところで海斗、私の泣いてた理由が知りたいんだっけ」


ふと希来桜が聞いてきた



「あのな、海斗さんと呼べ、せめてくん」


「えっとね...私実は天皇なの♪」



「お前の然るべき対処は分かった、病院に行くぞ」



「本当だもん...信じてくれないの?」



ロリコンなら速攻で落ちただろう上目使いのキラキラビーム、しかし俺にそれは通用しない、なぜなら俺はロリコンじゃないからだ



「あぁ、有り得ない」



「私とあなたの関係なのに?」



「出会って数時間な」



こいつは恋愛ドラマの見すぎなのだろうか

はぁ、警察に連れていくか、




海斗の悩みは尽きないのであった

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