初めまして
あらすじにもありますが、コメディになっているのか、わかりませんm(。>__<。)m今回は紹介になります。コメディになっているかは、次の話から読み取っていただければ、幸いです(´・ω・`)
事件だ………これは何かの陰謀に違いない………。
~昨日に遡る~
俺、加藤巳之助は、今日小学校の始業式に参加した。もちろん俺は変質者ではない。
俺はこの小学校に、教師として着任することになったのだ。つまり、始業式のあとの着任式のため参加したということだ。
着任式の感想と言えば、少子化の影響を目の当たりにしたってことかな?
元よりここは過疎地域、子供が少ないのも当たり前だった。
挨拶の方は、前もって内容を考えてたし、相手は子供ということもあって、さほど緊張せず、できただろう。大切なのは、印象付けと名前を覚えてもらうことだからな、そこら辺は抜かりはないだろう。
~今日に戻る~
うん。事前に渡された名簿で確認済だったが、改めて見ると圧巻だな。
俺の受け持つ三年一組だが、(一組とは言うが、三年は一組の1クラスしかない)児童が3人しかいないのだ。さらに、恐ろしいことに、その三人が全員女の子という………。
まあ、児童が少ないのとか、クラス全員女の子ってのは、知ってたがな。それでも、どうかと思う。
しかし、ここで何を言おうが、何が変わるわけでもない、ここは頑張るの一言で頑張ろう。
~改めて自己紹介~
「えっと、僕の名前は…」
そこで、一人が挙手をする。ツーサイドアップでジト目の娘、三栗野七美だったかな。
名前を覚えてくれているというのは正直嬉しい、三栗野に「どうぞ」と指してやる。
「みのりんは、彼女いるの?」
「いるわけネェだろっ!」
どうせ俺なんて、目つきの悪い男だよ!アイツ、俺が小学校教諭目指してるって言った途端、俺をロリコンと間違えやがって!!
あ……。
この時には既に自分の、やらかしたことに気づいていた。例の通り、目つきの悪い俺だ、顔だけでも怖いのに言動まで怖くしたら、終わりじゃないか………………。
「みのりんは、彼女にフられたんだね」
あれ?
怖がってないだと?さっきの俺、大人でも少し引くくらい怖かったはずじゃ。
三栗野は、平然と返事ていうか、やめろ!そのジト目の奥の同情するよ……的なやつっ!
次に、お下げと、そのメガネの下のタレ目が特徴的な三島小鳥は、何あれ…よだれ垂らしながら、笑っているぞ?キモッ
そして最後に、セミロングで、つり目の三月千鶴に至っては………寝てるぞ、アイツ!!
ここで、わかった。
俺は完全に食われる側にいることを…………。
~日記~
今日の、発見でも書くとしようか。
どうやら俺は、アダ名が「みのりん」となったらしい。
まあ、児童からアダ名で呼ばれるのは、信頼関係を築く第一歩だろう。
なんか、雰囲気的にこっちもあいつらのことを、アダ名で呼んだほうが良いかもしれないし、書いておくか。
三栗野七美は、ミク。
三島小鳥は、まんま、コトリ。
三月千鶴は、チズルン。
今更だが、俺みたいなオッサンが、女児をアダ名で呼ぶなんて、キモすぎるな………。