表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/15

2ー1

 「見事でした。超越者よ。試練を乗り越えた証として、4大精霊の力を与えましょう。」


『スキル【4大精霊使役】ヲ獲得シマシタ。』


「これからどうされますか?その力は世界を生かすことも殺すこともできます。」


「私はこの世界を見てみたいです。そして美味しい物を食べたいです。この人生を楽しみたいです。


 、、、ただその前に貴方に修行をみてもらいたいのです。何せ魔法の知識は付け焼き刃、扱い方もいまいち感覚が掴めません。

 お願いできないでしょうか?」


「分かりました。ただし食料は自身で調達して下さい。ここには何もありませんから。」


「はいっ。ありがとうございます。

 、、、えっ食料、、、?」


 「何か言いましたか?

 では早速、魔力とは何か、そしてその扱い方からです。」


 こうして私は魔法の修行を積んだ。自身の独学や感覚でやるより、教えてもらう事により以前よりも理解しやすく、自分でも上達していくのが分かった。

 ただ食べ物に関しては悲しい状況から変化はなかった。


 ここでは体感時間の間隔が外とずれておりここの10年は外では約1ヶ月程らしい。肉体は殆ど変わらず、筋力強化などは無意味に等しいが、知識や魔力操作などの精神的な修行にはうってつけだった。

 こうして私はひたすら修行を積んだ。


 その間魔法以外のこともセフィラから様々な事を聞いた。セフィラはこのダンジョンが創造されたと同時に門番として造られ、生命体ではない事。


 ここのモンスターは外とは違い魔石により力の増幅と凶暴化している事。

 その魔石を取り込んでいるから肉がザリザリする事。

 魔石を体内に入れてもなんともないのは何かの力(【イートヒールオール】事だろう)が働いている事。

 そして魔石を蓄積し、食糧が全て魔力として変換されている事。


 ここのダンジョンは東の果てにあり、同じ様なダンジョンは北、南、西と計4つある事。

 全てクリアすると4つを線上に繋ぎ交差する場所に最後のダンジョンが現れるという事。(最後のダンジョンについては何も知らなかった)

 

 外の情報に関してはそれ以上の事は聞かないようにした。自分の目で確かめたかったからだ。


 こうして時は瞬く間に過ぎていった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ