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49:弟子入りだよ!!(一日で卒業)


 突然の弟子入りにびっくりしたけれど、さらにびっくりしたことがもう一つ。

 手渡されたチケットにね、



 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 ・クエスト1:リハーサル場を探せ!


 制限時間内に金烏・玉兎の位置を探し出しましょう。

 ヒント:28-34- -12


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



こんなこと書かれてました。


「いや、本当に急だね……」


戸惑いつつも、私はスキルを使って、示された場所に飛んだのだった。

 ヒントの場所は、おそらく座標だろうと予想したからだ。


×


「っと、着いた」


 チリン、と音を立てて降り立った先は、地下にある劇場だった。


「「……っ!!」」


 周囲をみると、まだ準備中だと思われる金烏師匠と玉兎師匠(弟子入り中らしいので便宜上そう呼ぶ)が驚いた様子でこちらを見ていた。


「……準備中なら、手伝いますよ?」


そう問いかける(※師匠なので一応敬語を使った)と、二人は嬉しそうにしながら、私を大変にこき使いやがりました。

 鶏の方は私より背が高いのに高い所のものを色々運ばせたし、兎の方は自分では何もせずに私にたくさんの仕事を押し付けました。

 クニークルスが手伝おうとしてくれたけれど、断った。だって、自分でやるって決めたことだったし。


 そして、準備が全て終わった時、



 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 ・これより、師匠NPCへの納品クエストを開始します!

 求められたアイテムを納めることで、そのアイテムの入手難易度に応じたオリジナルアーツを習うことができます!


 ※ただし極一部のNPCは、条件を満たさなければ最上位アーツを教えてはくれません。


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



 というか表記が現れた。

 あー、納品か。……アイテム、何か残ってたっけ?


×


 で。


 なんというか、私ではなくクニークルスのおかげで納品クエストは無事全てクリア出来た。

 クニークルスが私の知らないうちにセカンドジョブ(らしきもの)でクラフトメイカーを持っていて(そんな気はしていたけれど)バトルで得ていた素材アイテム達をたくさん回収していたのだ。


『ふふっ! これでご主人様(マスター)も、わたしの重要性を再認識してくれましたか?』


と、聞いてきたので


「本当に、ありがとう。君がいなきゃ駄目だったよ」


と、素直に感謝を述べると、


『〜〜っ!! ま、まあ? わたしはご主人の事、大好きですからねっ!!』


 と、顔を赤くして照れていた。


×


 納品クエストとアーツ習得を一通り終えた所、



 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


 ・条件達成!

 『金烏・玉兎からの好感度が最高潮であること』

 『劇場の設営準備を手伝うこと』

 『友好度最高潮の状態で太陽流・太陰流アーツを中級まで全て習うこと』

 『人形との仲が最良であると示す事』


 全隠し条件――コンプリート。

 これより、【太陽流・太陰流上級アーツ習得イベント】を開始します!


 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



 ――という表記が現れ、無事(?)戦闘を行い楽器と人形の上級アーツを習得した。


 免許皆伝という事で、円満的に師匠達とお別れをした。


 ……というか、人形劇ではめっちゃ喋るのに直接では話してこなかったな。



雑に終わらせた感は否めない……。


書けたらアーツ取得の番外編でも書こうとは思っています。


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