42:遊園地デ……巡り!!(詳細略!!)
『せっかくなので、わたし付きでの夢幻の跡地スペシャルツアーとかいかがですか?』
と、クニークルスが提案したので、中ボス戦をすることに。
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『ジェットコースター』
プレイヤーはレールの上に立って、タイミングを合わせてジェットコースターのモンスターを避ける。するとモンスターのバリアが破壊され、攻撃できるようになる。要は避けゲー。
『観覧車』
二つだけ形状の違うゴンドラがあり、それを見分けて攻撃する。すると大ダメージが与えられる。要は間違い探し。
『メリーゴーランド』
回転する木馬達が止まる前に隠されているモンスターの弱点を見つけ、それを破壊するとモンスターを倒せる。要は時間制限付きの宝探しゲー。
『サーカステント』
次々と現れる小ボス(禁じられた人形に酷似している)が示すリズムと同じものを返し、全部クリアするとそのスコア分のダメージを中ボスモンスターに与えられる。要はリズムゲー。
こんな感じでした。
途中で、NPCうさぎが話しかけてきて、追いかけっこや追いかけられっこなどもしたので、一日かけた踏破(物理)は実を結びました。
彼らは、クリアすると回復アイテムをくれたのでいい子達なんだと思う。
私の背中にひっついているだけのクニークルスちゃんは『デートですねっ♡』と、楽しそうにしていたけれど、私は……うん、楽しかったかもしれない。
中ボス全てをクリアするまでに余裕で一日もかかったので、調整が入るのは当たり前だと思いました。まじで。
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『ここのステージは、全体モチーフがホーンテッドハウスなんですっ!』
と、夢幻の跡地内にある売店のジュースを飲みながら、クニークルスは私に言う。
まあ、廃墟だしアンデットやゴースト系のモンスターばっかりだもんね。
中ボスをクリアしていく毎に、フィールド上に出てくるアンデットモンスター達が増えて移動がしんどかった。
クリアしていくにつれて、ステージの設備が整っていったので、それはそれで面白かった。
絶対、夢幻の跡地だけで一本のゲームが作れるよ。
まあこのままだとやり込むには少し物足りないかもだけれど。
そして、夢幻の跡地アトラクションを全てクリアしたことにより、装飾品『夢幻の跡地フリーパス券』は見事に消失しました。
「これで、スキルを使わなくても夢幻の跡地から出られる!」
やった! と喜ぶ私をよそにクニークルスは砕け散ったフリーパス券を見ながら、『はわぁ……次はもっと、強い繋がりのアイテム作らなきゃですね……』と、謎に物騒な言葉を吐いておりました。
……なにを作る気ですか?




