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42:遊園地デ……巡り!!(詳細略!!)


『せっかくなので、わたし(ボスAI)付きでの夢幻の跡地スペシャルツアーとかいかがですか?』


 と、クニークルスが提案したので、中ボス戦をすることに。


×


『ジェットコースター』

 プレイヤーはレールの上に立って、タイミングを合わせてジェットコースターのモンスターを避ける。するとモンスターのバリアが破壊され、攻撃できるようになる。要は避けゲー。


『観覧車』

 二つだけ形状の違うゴンドラがあり、それを見分けて攻撃する。すると大ダメージが与えられる。要は間違い探し。


『メリーゴーランド』

 回転する木馬達が止まる前に隠されているモンスターの弱点を見つけ、それを破壊するとモンスターを倒せる。要は時間制限付きの宝探しゲー。


『サーカステント』

 次々と現れる小ボス(禁じられた人形に酷似している)が示すリズムと同じものを返し、全部クリアするとそのスコア分のダメージを中ボスモンスターに与えられる。要はリズムゲー。


 こんな感じでした。


 途中で、NPCうさぎ(ラッキーラビット)が話しかけてきて、追いかけっこや追いかけられっこなどもしたので、一日かけた踏破(物理)は実を結びました。


 彼らは、クリアすると回復アイテムをくれたのでいい子達なんだと思う。


 私の背中にひっついているだけのクニークルスちゃんは『デートですねっ♡』と、楽しそうにしていたけれど、私は……うん、楽しかったかもしれない。


 中ボス全てをクリアするまでに余裕で一日もかかったので、調整が入るのは当たり前だと思いました。まじで。


×


『ここのステージは、全体モチーフがホーンテッドハウスなんですっ!』


 と、夢幻の跡地内にある売店のジュースを飲みながら、クニークルスは私に言う。


 まあ、廃墟だしアンデットやゴースト系のモンスターばっかりだもんね。


 中ボスをクリアしていく毎に、フィールド上に出てくるアンデットモンスター達が増えて移動がしんどかった。

 クリアしていくにつれて、ステージの設備が整っていったので、それはそれで面白かった。


 絶対、夢幻の跡地だけで一本のゲームが作れるよ。

 まあこのままだとやり込むには少し物足りないかもだけれど。


 そして、夢幻の跡地アトラクションを全てクリアしたことにより、装飾品『夢幻の跡地フリーパス券』は見事に消失しました。


「これで、スキルを使わなくても夢幻の跡地から出られる!」


 やった! と喜ぶ私をよそにクニークルスは砕け散ったフリーパス券を見ながら、『はわぁ……次はもっと、強い繋がりのアイテム作らなきゃですね……』と、謎に物騒な言葉を吐いておりました。


 ……なにを作る気ですか?


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