表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
零ノ巻  作者: 50まい
4/7

『参ノ巻』予告

「あんたなんかしねばよかったのよ」




暗闇の中、音だけが響く。




「ころして、あげる」




うっとりと、蜜が広がるように。
























「姫に差し上げます」




「は?」




「姫に」




「も、貰えないわよ、そんなの」




「ではその御髪が伸びるまで、預かっていてください」






























「瑠螺蔚、すまん!この不甲斐ない父を許してくれっ!」


















「無責任よー!」




聞き終わった瞬間、あたしは叫んだ。




「側室なんて、イヤー!」




「側室?」




「え、側室じゃないの?」




「正室ですよ」




「でもイヤー!」




















「ねぇ、髪!」




「眠い。俺は寝る」




惟伎高はごろんと横になると、ぐーぐーと寝始めた。




「えっ、ちょ、ちょっと…何なのよ、もう!」























「知ってたわ」




あたしは何でもないことのように言った。




「…えっ?」




「まぁ、言うつもりはなかったけどね。あたしが、あんたたちを別れさせたのよ」





























霧の向こうに、高彬の顔が見える。




…何よ、泣いているじゃない。男のクセして。


























「僕が瑠螺蔚さんのことを忘れられるのはいつだろうな、由良」





























「瑠螺蔚さん」

予告です。内容は変更するかもしれません。

沢山の拍手ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ